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内モンゴル遊牧民デモ 兵士が機関銃で威嚇

2014年05月13日

【新唐人2014年5月13日】先日、内モンゴル自治区アルシャー盟エチナ旗で遊牧民約100人が、空軍基地の前で、軍による土地の占領と地元のオアシスを汚染したことに抗議するデモを行いましたが、兵士から銃で威嚇されました。現地住民によると、この基地は遊牧民の土地を無理やり占領しただけではなく、環境を深刻に汚染し、地元では癌患者の数が激増しています。

 

先日、内モンゴル自治区アルシャー盟エチナ旗で遊牧民およそ100人が、蘭州軍区14号空軍基地の前で、「エチナのオアシスを保護し、美しい故郷を返せ」と書いた横断幕を広げ、地元政府に、近隣の甘粛省からの漢族の移入、および不法に土地を略奪することを止めるよう求めました。しかし、基地の兵士は遊牧民に機関銃を向け、近づかないよう警告しました。地元住民は、遊牧民の土地が占領されたから抗議していると示しました。

 

エチナ旗住民 王さん

「聞いた話では、100人(遊牧民のデモ)で彼らは違法な立ち退きを受けました」

 

エチナ旗には、放射性廃棄物の保管施設があると噂されています。14号空軍基地の隣は衛星打ち上げの試験基地「酒泉衛星発射センター」で、この地域では白血病やがん患者が激増していますが、基地建設と関係があるのではないかと考えられています。

 

エチナ旗住民 劉さん

「発射基地が土地を占領し、私達をひどく汚染しています。遊牧民に影響を与えており、全ての土地を毒したので、水源も間違いなく汚染され、遊牧民の身体に有害で、多くの人が癌になりました」

 

政府資料では1958年、エチナ旗の2800平方キロメートルの土地は軍事施設建設のため収用され、遊牧民数千人が水と草のある美しい牧場から追い払われました。発射センター建設後、およそ50年の間に湖は干乾び、湿地は消失し、オアシスは元の6500平方キロメートルから、現在3328平方キロメートルまで減少しました。毎年13平方キロメートル減少しており、遊牧民の生計に深刻な影響を及ぼしています。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

 

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2014/05/06/atext1107954.html (中国語)

 

(翻訳/赤平 ナレーター/水田 映像編集/工)

 

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