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河南省 大学入試で127人が替え玉受験

2014年06月20日

【新唐人2014年6月20日】先日、全国統一大学入学試験「高考(ガオカオ)」が行われた際、河南省では大規模な不正が発見されました。不正した受験生165人のうち、替え玉をした受験生は127人に達しています。この深刻な不正について、中国社会全体の風潮と関係しているとある教師が指摘しました。

 

国営メディアの中央テレビは6月17日、ある者が湖北省武漢市で大学生を組織し、河南省で替え玉受験をさせたと報道しました。

 

この不正を組織した人物によると、替え玉受験では1人の試験官に発見されても、うまく処理できるように、試験に関わる複数の人間を買収します。そこで、1つの試験会場で7万元が必要となるそうです。費用は結果に応じて、2万元~5万元とされていますが、もし名門大学に受かった場合は、別途、相談が必要になります。

 

広東省広州市教師 李業興さん

「中国は今どの業界も不正がはびこっています。大学入試はチェックが厳しいほうですが、それでも不正が行えるのです」

 

江蘇省蘇州市の中学教師、袁雪成さんは今回の件について、内部の腐敗が大きく関わると考えています。

 

江蘇省蘇州市の教師 袁雪成さん

「恐らく内部の人間が私利のために、あるいは親戚の受験生のために、この方法を使ったのでしょう」

 

近年、大学入試の不正は絶えません。替え玉だけでなく、新手のカンニング機器が次々に登場しています。現像トナー、透視めがね、ピンホールカメラ、無線イヤホン、隠しボールペンなどです。

 

ある学者は、受験生がわざわざリスクを犯すのは、結果だけを見て、その過程は問わないという社会の風潮と関係していると指摘しました。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

 

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2014/06/18/atext1117297.html(中国語)

(翻訳/河合 ナレーター/萩野 映像編集/李)

 

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