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【禁聞】習近平激怒か?江沢民への調査に着手

2014年08月08日

【新唐人2014年8月8日】北京上層部の情報によると、周永康の摘発後、習近平国家主席は江沢民元国家主席に対する調査を正式に始めました。政治局前常務委員、周永康と、軍事委員会の元副主席、徐才厚に対する調査の過程で、江沢民派が絶えず妨害したことが一番の原因のようです。

 

北京上層部の情報によると、当局が江沢民の腹心である薄煕来、徐才厚、周永康を粛清する過程で、江沢民派は手段を選ばす妨害や反撃を行い、ひいてはメディアで公然と挑発したため、習近平は江沢民に対する調査を決心したそうです。

 

さらに北京の情報筋は、江沢民派はかつて習近平暗殺を画策したことがあるため、江沢民を徹底調査しなければ、習近平の身に災いが降りかかるとも指摘しました。

 

北京時事政治ウォッチャー 華頗さん

「周永康と徐才厚は噂が先行しましたが、最後 すべて事実だと当局に証明されました。江沢民は老いて影響力がなく、看板に過ぎません。江沢民派は江沢民を後ろ盾とし、虚勢を張っています。肝心な時になったら、江沢民は顔を出し、彼らを加勢するはずです」

 

薄煕来の失脚から周永康摘発まで、この間に多くの政治スキャンダルがありました。いずれも当局に「デマ」のレッテルを貼られましたが、結局、すべて「先を行く予言」、あるいは敵対する派閥が流した情報だったことが証明されました。とりわけ多くの情報は、江沢民派が妨害を企てていたことを示しています。

 

例えばおととしの3月、薄煕来が職務を解かれたあと、軍用車が深夜、街に入る写真や、銃声が響いたという情報がネットで広がりました。

 

これについて海外メディアは中南海に近い情報として、「周永康は北京の武装警察を利用しクーデターを試みたが失敗に終わった」と伝えました。

 

海外メディアはさらに、周永康はクーデター失敗後、2年前の夏の「北戴河会議」の前後に少なくとも2度、習近平の暗殺を試みたと伝えました。1度目は時限爆弾を会議室に置き、2度目は習近平が健診を受ける際、毒物注射を企てました。そこで習近平は北京の「西山軍事指揮センター」に移り住んだそうです。これは、昨年8月末から9月14日まで習近平が突然公衆の前から消えたことと合致しています。

 

大陸のベテラン記者・高瑜さんの文章によると、昨年1月、習近平と中央規律検査委員会の王岐山書記は、「トラもハエもたたく」というスローガンを掲げ、2007年の党大会で選出された常務委員1人、政治局委員2人と中央書記処書記1人の調査を計画したところ、江沢民が王岐山を激しくののしったため、「トラたたき計画」はとん挫しました。

 

民間の噂だけでなく、中共メディアの報道からも、江沢民派のたび重なる反撃が垣間見えます。

 

例えば、反腐敗キャンペーンが公安部の李東生前部長の裏庭「中央テレビ」に飛び火した時、人気キャスターの敬一丹は「南方週末」の取材で「トラをたたくなら自分が武松のような英雄かどうか自問せねば」と習近平を暗に風刺しました。

 

さらに、周永康が摘発されたあとでさえ、中国国内メディアは関連報道が大きく制限されています。官製メディアは、周永康の摘発で反腐敗キャンペーンが終わるかどうかを掘り下げて報道できません。

 

本部を米国カリフォルニア大学バークレー分校に置くウェブサイト「チャイナ・デジタル・タイムズ」によると、中共宣伝部は周永康事件の報道を制限しましたが、その中には「人民ネット」の7月29日付の文章「大トラ・周永康の摘発は反腐敗のピリオドではない」の削除、この文章の転送と書き込みの禁止も含まれます。

 

しかし、最近の中共メディアの報道は「周永康の背後のさらに大きなトラをたたく」ことを暗示しています。

 

米コロンビア大学・政治学博士 李天笑さん

「習近平のトラたたきに対し、江派が絶えず逆襲したため、習はトラたたきを続けました。結果 より上層部まで、粛清対象になっています。江沢民はもはや風前の灯火です」

 

北京の学者、呉祚来さんは、中共の元老・鄧小平と江沢民が権勢に頼る資本主義を築いたため、制度的な腐敗が生まれたと考えています。

 

もし、中国共産党がすでに制度的に腐敗しているなら、どのように腐敗を撲滅するのでしょうか?すでに引退した、あるいは現任の中共指導者の中には、さらに大きなトラもいるはずです。では、習近平はトラをたたく過程で、腐敗を生み出す制度に、どう向き合うのでしょうか?これらは中国人だけでなく、海外メディアにも注視する問題です。

 

新唐人テレビがお伝えしました。 

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/08/02/a1127391.html(中国語)   

(翻訳/赤平 ナレーター/村上 映像編集/李)

 

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