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白血病で死亡のサムスン元従業員に労災認定

2014年08月26日

【新唐人2014年8月26日】2007年、韓国サムスン電子の半導体事業部で勤務していた従業員が白血病で死亡しました。遺族が勤労福祉公団を相手取り起こした訴訟の控訴審で、ソウル高裁が一審同様、労災を認める判決を下しました。

 

死亡した元サムスン従業員 黃于宓さん

「よくあざができ、食べたら吐きます。身体がだるく、めまいがします。大手病院で白血病と診断されました」

 

2007年、黃于宓(ファン)さんは22歳の若さで、白血病で亡くなりました。ソウル高等裁判所は21日、サムスン電子は白血病で亡くなった元従業員2人に対し責任を持つべきだとの判決を下しました。半導体生産ラインで、ベンゼンなどの有害物質にさらされた可能性が指摘されています。

 

李鍾淑裁判官

「今回の判決は2012年6月、ソウル行政裁判所が故黃于宓さんと李淑英さんに対して、労災と判決を下しましたが、勤労福祉公団が控訴したため、3年にわたる法的攻防の末に下された。貴重な判決です」

 

サムスンの半導体生産ラインで勤務していた黄さんと李さんは白血病にかかり、それぞれ、2006年と2007年に亡くなっています。

 

黃于宓さんの父親

「最後まで労災と認定され、全ての被害者家族が謝罪と賠償を受けてほしい」

 

労働者権益保護団体によると、これまでに各種のガンにかかって亡くなったサムスンの従業員は98人に上ります。被害者が増えるのを防ぐため、韓国政府には労働環境への重視を求めています。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/08/24/a1132587.html (中国語)

(翻訳/坂本 ナレーター/水田 映像編集/李)

 

 

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