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河北省の農民1500人 北京までデモ行進

2014年10月11日

 

【新唐人2014年10月11日】河北省保定市雄県の古莊頭村の土地3200ムーが、不法占拠され22年になります。今年9月より、村の村民らは地元政府に何度も抗議し、10月8日には、村民1500人が徒歩で北京を目指してデモ行進ました。しかし、ほとんどの村民が途中で警察に連れ戻され、北京に着いたのは200人足らずでした。

 

古莊頭村の8割以上の土地が「白洋淀溫泉タウン」に不法占拠され22年になります。村民らは9月より何度も地元政府に抗議しました。今月8日午前1時ごろ、村民3人が警察に強制連行されました。当日午前、村民およそ1000人が「土地を必ず取り戻す。犠牲も恐れない」と書かれた横断幕を掲げて地元県公安局までデモ行進し、村民の釈放を求めました。しかし、結果が出なかったため、徒歩で北京に向かいました。

 

古莊頭村村民 趙さん

「村では1000人の大規模陳情を計画し、北京に向かいました。約1500人が午前8時過ぎに出発し、翌1時までかかりました。途中警察に4〜5回止められ、北京に到着できたのは200人未満です」

 

村民によると、雄県の警察は逮捕状もない状況で民家に押し入り、村民を強制連行しました。そのうえ、村民を全裸にして拷問で自白を強要し、唐辛子水をかけたりしたそうです。村民らが北京に向かってデモ行進している間、拘束されていた3人の村民が釈放されましたが、拷問で重傷を負ったため、病院に搬送されました。

 

古莊頭村村民 趙さん

「村の3200ムーの土地を不法占拠し、1年目は苗代として400元くれましたが、それ以降は何もありません。生存すら厳しいので、前にも陳情しましたが、かえって逮捕されました。1000人以上が北京に陳情に向かいました」

 

白洋淀温泉タウンは河北省のリゾート地として開発されました。村民によると、近隣の複数の村の土地も、合わせて7000ムー以上占拠しているため、他の村の村民も政府に陳情したものの、同じく逮捕されたりしました。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

 

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/10/10/a1145145.html (中国語)

(翻訳/坂本 ナレーター/水田 映像編集/李)

 

 

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