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大韓航空「ナッツ」副社長 公に謝罪

2014年12月13日

 

【2014年12月13日】12月5日、大韓航空の趙顯娥(チョ・ヒョンア)副社長がニューヨーク発韓国仁川(インチョン)行きの飛行機の中で、接客サービスをめぐり激怒。離陸直前に責任者を降ろし、出発を16分遅らせました。12日、趙副社長と父親の趙亮鎬(チョ・ヤンホ)韓進グループ会長が公に謝罪しました。

 

大韓航空の前副社長、趙顯娥氏が12日、ソウルの国土交通省に出頭しました。全身黒ずくめの装いで、がっくりとうなだれて、報道陣の前に姿を現しました。

 

大韓航空 趙顯娥前副社長

「ご迷惑をかけて誠に申し訳ありません」

 

今月5日、ニューヨークのケネディ空港から韓国仁川(インチョン)に向かう飛行機のファーストクラスで、趙前副社長は乗務員がナッツを袋のまま出したことに激怒し、滑走路から飛行機を引き返させ、機内サービスの責任者を降ろしてから出発させました。飛行機は16分遅れでニューヨークを出発しました。

 

「ナッツ・リターン事件」と名付けられたこの事件は、韓国社会でも大きな波紋を呼び、家族経営の財閥企業に対する批判が殺到しています。趙副社長の父親で、大韓航空を傘下にする韓進グループの会長である趙亮鎬(チョ・ヤンホ)氏も12日、ソウル市内の大韓航空本社で記者会見を行いました。

 

韓進グループ 趙亮鎬会長

「娘の愚かな行動で物議を醸したことに対し、心から謝罪します。大韓航空の会長として、趙顯娥の父として、国民の皆様の寛大な容赦をもう一度のぞみます」

 

趙副社長については、系列会社を含め、すべての役職から解任させる考えを明らかにしました。

 

韓国国土交通省は、趙副社長の行為が航空法に違反していないか、すでに調査を始めています。11日には、証拠隠滅のおそれがあるとして、大韓航空本社を家宅捜索しました。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/12/12/a1160962.html (中国語)

(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/尹)

 

 

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