HOME > ニュースページ > 食の安全 > 詳細

屋台の主人が明かす「羊の尿漬け肉」

2015年01月19日
屋台の主人が明かす「羊の尿漬け肉」

 

【新唐人2015年1月19日】中国人が愛する食文化の中に、臭豆腐やマーラータンなどの屋台料理がある。近年、屋台で使われる食材の問題が次々に明かされ、「暗黒料理」とまで称されるようになったが、依然屋台で食事をする人は少なくない。最近、広東省広州市にある屋台の主人の告白文が多くのネットユーザーの衝撃を買い、改めて多くの中国人に「暗黒料理」の恐ろしさを認識させることになった。

 

この屋台の主人はある大学の近くに5年近く屋台を出していたという。自分は串焼きを売り、妻はマーラータンと臭豆腐を売っていた。商売は成功し、数年で多くの収入を得ることができた。しかし、極めて不衛生な食べ物を売ることに恥じた彼らは、屋台をやめ現在は理髪店を営んでいる。

 

主人はある事件についても語ってくれた。隣の屋台で朝昼晩と毎日3食マーラータンを食べていたある客が、全身に膿疱ができ、死に至ったという。主人は告白文の中でこのように述べている。

 

「その客は隣の店で朝昼晩3食マーラータンを食べていた。最初の症状は嘔吐と全身のかゆみ、そして高熱が続いたらしい。病院に診てもらっても原因がわからず、解熱の薬を飲んでもよくならなかった。そして段々と全身に膿疱ができはじめた…」

 

その後、大病院で検査を受けたが、医師からはもう手遅れなので治療は不要と告げられた。彼の死後、医師が膿疱を切って調べたところ、中からおびただしい数の蛆虫のような虫が出てきたという。屋台の主人は彼が亡くなったのは毎日マーラータンを食べていたからだと断言し、これは嘘ではないと訴えた。主人はさらに、マーラータンの作り方はどこもほぼ同じなので、絶対に屋台では食べないほうがいいと警告する。

 

また、串焼きの衛生管理も非常に劣悪だという。屋台の主人は、ネズミの肉を羊肉と偽って販売するのは確かに個別の事例だが、どこも鶏肉やアヒル肉、豚肉を混ぜて羊肉として売るという。そのうえ、様々な化学調味料を使って羊肉の味を作り出す。中でも羊肉香精(ラムパウダー)と嫩肉粉(肉を柔らかくする食品添加物)は、下ごしらえに必要不可欠な調味料だ。本物の羊肉の風味を出すために、肉を羊の尿の中に漬けこんで偽羊肉を作る屋台もあるという。

 

さらに驚かされるのが、余った肉の処理の仕方。肉を少量だけ仕入れるのは無理なため、肉が余るのはよくあることで、時間が経つと腐って臭いを発する。「腐った肉を洗ってから嫩肉粉をかける。さらにラムパウダーまたはポークパウダーを混ぜれば、すぐに新鮮な肉に変身する」と屋台の主人は言う。また臭豆腐は、実際に肥溜の中に2〜3日漬け込んで作るため、「大便のから揚げ」を食べるようなものだという。

 

「これらのことを暴露することで少しは心が落ち着いた。屋台ではいかなる食べ物も食べないほうがいい」と屋台の主人は最後に語った。

 

 

 

 

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2015/01/15/a1169092.html (中国語)

(翻訳/佐久間)

トップページへ