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中国主導のインフラ銀行 米が懸念表明

2015年03月30日

【新唐人2015年03月30日】イギリスに続き、ヨーロッパ数か国と韓国が中国の主導するアジアインフラ投資銀行に参加する意思を表明しました。しかしアメリカは先日、銀行の基準と透明性に懸念が残るため、参加は見送ると述べました。

 

中国が主導するアジアインフラ投資銀行への参加申請は、今月末で締め切られます。イギリス、ドイツなどのヨーロッパ、および韓国も加入を申請しました。しかし、世界一の経済大国、アメリカは参加を考えていないと述べました。

 

米国務省スポークスマン

「銀行が高い基準を守るよう望みますが、参加する意思はまだありません。銀行の基準と透明性に懸念があるためです」

 

アメリカのほか、日本もアジアインフラ投資銀行への不透明性に懸念を示しています。大蔵省の元官僚、大橋洋一氏は、中国が創設した投資銀行には、欧米主導の世界銀行など、西側の体制に挑む政治的な意図があり、今後、銀行が融資を審査する際、中国の政治的判断が加味されると指摘しました。

 

また、中国国内の金融自由化はまだ発展途上国並みで、膨大に膨れ上がった巨大な不良債権もまた、いつ噴火するか分からない火山と同じです。そして中国の政治判断による融資は、不良債権をさらに増やすだろうとも見られています。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2015/03/24/a1186545.html(中国語)

(翻訳/河合 ナレーター/水田 映像編集/李)

 

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