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『中国製の裏にある血と涙』ヒューストン映画祭で受賞

2015年04月27日

 

【新唐人2015年04月27日】4月18日、第48回ヒューストン国際映画祭の授賞式がダブルツリーホテルで行われ、ドキュメンタリー映画『メイドインチャイナの背後にある血と涙(Tears and blood behind made in China)』がプラチナ賞を受賞しました。

  

2年前、アメリカのある女性がハロウィーングッズの中から助けを求める手紙を発見し、中国の労動教養所で強制労働を強いられている人々の救済を呼びかけました。ドキュメンタリー映画『メイドインチャイナの背後にある血と涙』はこの事件から調査を始め、中国の多くの製品は不衛生な環境下において生産されていることを明かしました。

 

映画製作者 喬小牧さん

「彼らの多くは長期間入浴していないため、皮膚病にかかっていますが、これらは製品にも付いてきます」

 

さらに、労働教養所の中の人々は非人道的な扱いを受けており、製品には彼らの苦しみが詰まっています。

 

映画製作者 喬小牧さん

「長時間の労働を強いられ、休憩も無く、トイレにも行かせてもらえず、食事ももらえません。もし従わなければ酷い罰を受けます。電気棒で電気ショックを受けたり・・・」

 

のちに、グッズに手紙を入れた人物は法輪功学習者であることが判明しました。中国の労働教養所には多くのこのような良心の囚人が収監されており、この中には強制立退きの陳情で捕まった人も含まれています。喬小牧(きょう しょうぼく)さんは、このテーマを選択したのはもっと多くの人に注目してほしいからだと述べました。

 

『メイドインチャイナの背後にある血と涙』は今回の映画祭で、大学生部門の最高の賞であるプラチナ賞を獲得しました。ヒューストン国際映画祭は世界で最も長い歴史を誇る映画祭で、今回の受賞者は35か国からの4500本以上の優秀な作品から選ばれています。

 

ヒューストン国際映画祭創始者 トッド・ハンター氏

「素晴らしいテーマを表現するだけでなく、傑出した技術も披露されます。ヒューストン映画祭は優れた作品を選出するためです」

 

喬小牧さんは、このような栄誉を受けて光栄だが、中国は対外的に労働教養制度を廃止したと宣言していても、本質的には何も改善されていないため、人々に関心を持ち続けてほしいと述べました。

 

映画製作者 喬小牧さん

「労働教養所の看板を外して、刑務所に変え、彼らは刑務所に入れられました。この体制が変わらなければ、中身は変わらないままです」

 

新唐人テレビがお伝えしました。 

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2015/04/20/a1191872.html (中国語) 

(翻訳/赤平 ナレーター/佐藤 映像編集/李)

                                                                                                                                                                                         

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