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中国の名門大学 飛び降り自殺が相次ぐ

2015年05月05日

【新唐人2015年05月05日】中国の名門大学、中国人民大学の学生が5月2日、飛び降り自殺しました。最近、大学生の自殺が頻発しており、関心を呼んでいます。

 

大陸メディアの報道によると、5月2日午後3時、大学2年の男子学生、王さんが寮から飛び降りて死亡しました。

 

王さんのSNSの最後の書き込みは4月16日です。そこには「才能も勇気もない」とあります。現在、自殺の原因について警察が調査しています。

 

中国人民大学では、去年6月に大学1年の学生が、今年4月には大学院生が飛び降り自殺して死亡していました。

 

無限の可能性を秘める大学生の自殺が、なぜ頻発するのでしょうか?

 

山東省煙台大学 張忠順前教授

「大学生の自殺は数年前からあります。以前は感情のもつれや個人的な理由でしたが、頻発するなら、社会的な原因を探るべきです。信仰がなく就職難、プレッシャーが大きいなど、下層の普通の若者は活路が非常に狭いです。階層が固定し、権力層が社会のあらゆる資源を独占しています」

 

山東省煙台大学の張忠順(ちょう ちゅうじゅん)前教授は、大学生に対して社会や親の期待が高すぎることや本人が環境に適応できない、大学が学生の思想を束縛していることなど、いずれも自殺の原因になると考えています。

 

山東大学 孫文広前教授

「若者の思想は活発であるべきで、社会の不公平には立ち上がるべきです。悪に屈服してはならず、自分の命を終わらせるなどもっての外です。家族に対しても無責任です。一人っ子なので、自殺したら両親はどうなるのです?」

 

1950年に創立された中国人民大学は、中共教育部に直属する高等教育機関で、データによると、2004年から今までに、合わせて少なくとも17人の学生が自殺で死亡しています。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2015/05/04/a1194944.html (中国語)

(翻訳/河合 ナレーター/村上 映像編集/李)

 

 

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