HOME > ニュースページ > 政治 > 詳細

「大トラ」周永康に無期懲役 次のターゲットは?

2015年06月16日

【新唐人2015年06月16日】密室裁判の末、6月11日、周永康に無期懲役が下されました。かつては政法委員会を牛耳り、石油の命脈を握っていた中国共産党の大物でしたが、2012年頃から政治生命にかげりが見え始め、2014年の夏、ついに事件が正式に立件されました。今回、周永康はようやく公の場に姿を現しましたが、その幕切れは、あまりにもあっけないものでした。

 

天津市第一中級人民法院 検察長 丁学君

「聞こえたか?」

 

周永康被告

「聞こえました。私は判決に従います。控訴はしません」

 

今回、白髪頭で登場しましたが、以前のつややかな黒髪とは対照的です。また、周永康の立件は大きな注目を浴びたにもかかわらず、裁判は秘密裏に進められました。その理由として、1、上層部の秘密が漏れることを恐れたため、2、外部からの妨害を避けるため、3、想定外の事態を防ぐためだと考えられています。

 

また、今回発表された罪状と量刑は予想上に軽かったと、驚きを呼んでいます。収賄、職権乱用、国家機密漏えいの3つの罪にとどまっています。また、着服額は1億3000万元と発表されましたが、これまで海外メディアは900億元、日本円で1兆8000億円だと報道していました。

 

「北京の春」胡平編集長

「周永康の判決は軽すぎます。発表された罪状に照らしても軽すぎます。しかも 周永康の罪はこれだけにとどまりません」

 

周永康の判決のニュースは、世界のメディアが伝えましたが、特にAFP通信の記事が注目されました。記事によると、周永康は四川省のトップだった時代、「法輪功精神運動の取り締まり」などの政策を強硬に推し進め、「名声」を獲得しました。法輪功の支持者の話として、周永康は法輪功迫害を通して、出世街道を歩んだとも伝えています。

 

この記事は、英語版のヤフーやイギリスの「デイリー・メール」などのメディアに、全文が転載されました。

 

ある調査組織は、周永康について、法輪功迫害の8つの罪状を挙げています。そのうち、最も恐ろしいのが生きている法輪功学習者から臓器を奪う「臓器狩り」です。カナダの元国会議員、デービット・キルガー氏や人権派弁護士のデービッド・マタス氏、著名作家のイーサン・ガットマン氏など、この件を調査した専門家は長年世界に真相究明を求めてきました。

 

今年3月、中共の元衛生副大臣で、中国臓器提供・移植委員会の主任である黄潔夫(こう けつふ)氏は、香港のフェニックステレビに出演し、臓器移植の問題を語った際、周永康について触れました。

 

黄潔夫・元衛生副大臣

「周永康は大トラです。政法委員会書記で、政治局常務委員でした。新聞でも彼の背景が報道されています。死刑囚の臓器がどこから来たのか。これは明らかでしょう」

 

元衛生副大臣が暗に、周永康は臓器狩りに関わっていると指摘し、その内容が香港のテレビ局に放送されました。

 

周永康事件が公表されたあと、官製メディアの「人民日報」は、「権力がいくら大きくても、地位がいくら高くても、『鉄帽子の王』にはなれない」と報道しました。

 

「鉄帽子の王」とは、清の時代、世襲で受け継がれた王の爵位のことで、通常の親王よりも特権があります。「人民日報」は1月13日の記事で「腐敗に『鉄帽子の王』はいない、反腐敗に地位の上限はない」と述べました。

 

著名な経済学者の何清漣(か せいれん)さんは、この「鉄帽子の王」は江沢民や曽慶紅(そう けいこう)レベルの大物だと指摘しています。

 

周永康事件の判決が下された今、次の反腐敗のターゲットは誰なのでしょうか。

 

時事評論家の鄭中原(てい ちゅうげん)さんの分析によると、習近平指導部が5月1日に市民が裁判を起こしやすくする司法改革を実施した結果、中国大陸で江沢民告訴のうねりが起きました。さらに、薄熙来(はく きらい)、周永康、徐才厚(じょ さいこう)など失脚した江沢民派の人物から重要な証言が得られたと見られ、江沢民らを裁くのは難しくなくなったと分析しています。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2015/06/14/a1203640.html (中国語)

(翻訳/河合 ナレーター/村上 映像編集/李)

 

トップページへ