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「屠夫」さん書類送検 当局の報復か

2015年07月02日

【新唐人2015年07月02日】「屠夫」というハンドルネームの人権活動家・呉淦(ご かん)さんが国家政権転覆煽動罪など、3つの罪名で書類送検されました。屠夫さんはこれまで、丸腰の陳情者が警官に射殺された事件の真相を追及していたため、当局に報復されたと見られています。

 

6月27日、「屠夫」さんの代理弁護士は、「屠夫」さんが騒動挑発罪、誹謗中傷罪および国家政権転覆煽動罪の容疑で書類送検されたと述べました。

 

広州市人権活動家 賈榀さん

「屠夫は数年前から国内の注目事件を暴露しています。国家政権転覆煽動罪は当局による報復行為だと思います」

 

5月19日、屠夫さんはパフォーマンスで、弁護士の公文書閲覧権を認めない江西省高級人民法院に抗議したところ、10日間勾留されました。5月末には、騒動挑発罪と誹謗中傷罪の容疑で30日間勾留され、今度は3つの罪名で書類送検されました。

 

広州市弁護士 葛文秀さん

「屠夫のパフォーマンスは公権力の乱用に対する批判であり監督です」

 

屠夫さんはかつて、黒竜江省で起きた警官による陳情者射殺事件の真相を暴露していました。そこで屠夫さんは今、当局の報復に遭っていると見られています。

 

広州市人権活動家 賈榀さん

「屠夫は現地に行き、陳情者射殺事件を調べ、結果をネットで発表し、大きな反響を呼びました。これに当局は激怒し、屠夫に報復したのです。以前から注目事件を追っていたので、ついに当局はキレて、3つの罪名を押しつけたのです」

 

6月25日、屠夫さんの父親も「横領罪」の容疑で刑事拘留されました。屠夫さんの連座だと見られます。

 

新唐人テレビがお伝えしました。       

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2015/06/29/a1206971.html(中国語)   

(翻訳/赤平 ナレーター/村上 映像編集/李)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                       

 

 

 

 

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