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台湾ビジネスマン軟禁 妻がひざまずき救出求める

2015年07月03日

【新唐人2015年07月03日】中国大陸でビジネスを展開して15年になる台湾のビジネスマン、簡文得(かん ぶんとく)さんが脱税容疑の名目で逮捕され、今も軟禁されています。先日、簡さんの妻はひざまずいて夫の救出を求めました。台湾政府の対中交渉窓口機関、海峡交流基金会も、中共当局のやり方に異議を申し立てています。

 

台湾ビジネスマン 簡文得さん

「放せ 人身の自由の侵害だ」

 

簡文得さんの弁護士

「逮捕するなら 手続きを踏んでください」

 

中共警察

「踏んでいる」

 

簡文得さんの弁護士

「嘘をつかないでください。逮捕状もないでしょう?」

 

赤いシャツの男性が台湾ビジネスマンの簡文得さんです。弁護士が立ち合い、カメラも回る中、簡さんは湖南省衡陽(こうよう)県の私服警官に不当逮捕され、37日間、勾留されました。簡さんの妻は、中国の株主と警察に陥れられたと訴えます。

 

簡文得さんの妻

「株主はコネを利用し、衡陽県公安局に通報し、会社の帳簿を渡しました。そのあと 私服警官が来て、逮捕状もなく、夫を連行しました」

 

簡さんの妻によると、中国の株主が簡さんの所有する6割の株を奪おうとしたため、簡さんは4月、台湾に戻り海峡交流基金会にそのことを訴えました。すると4月16日、中国の株主が簡さんに話し合いを申し出たため、簡さんが中国に戻ると、警察に不当逮捕されました。37日間勾留されたあと、証拠不足で釈放されましたが、今でも問題の株主が牛耳る工場に軟禁されています。

 

海峡交流基金会 周継祥事務局長

「簡さんを工場に軟禁するとは…しかも工場は問題の株主が牛耳っている警察のやり方に異議を申し出ます」

 

簡文得さんの妻

「どうかお願いします。夫を救ってください」

 

簡さんの妻が救出を懇願する中、海峡交流基金会は中国側に対し、台湾ビジネスマンを守るよう求めました。また、湖南省商務部の公式サイトには、今でも簡文得さんの名前があります。地元・衡陽市のトップは、かつて簡文得さんの工場を訪れ、「衡陽市の経済発展を引っ張った」として、簡文得さんを称賛しました。しかし、簡文得さんは当局に不当逮捕され、今でも工場に軟禁されています。簡さんの妻は、夫の無事を祈ってやみません。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com./xtr/gb/2015/07/02/a1207549.html(中国語)

(翻訳/河合 ナレーター/水田 映像編集/李)

 

 

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