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ネット統制強化  中国1万5千人逮捕

2015年08月23日

【新唐人2015年08月23日付ニュース】

 

中国公安部前日の公表によると、今年7月から半年かけて実行する「ネット浄化」運動は既にネット犯罪7400件を摘発し、容疑者1万5千人を逮捕しました。中国当局は社会統制のため、言論の自由の規制を更に強めていると見られています。

 

18日、中国公安部によると、各地の公安局はインターネット関係各社にネット上に掲載されている拳銃、暴力、ポルノ、賭博などに関する違法情報19万件と違法ウェブサイトの内容6万6千件以上を削除するよう指示し、7400件のネット犯罪の容疑者1万5千人を逮捕しました。

 

中国のネットユーザー周周煮粥(しゅうしゅうにしゅう)

「要するにネット上の粛清です。この機会に言論の幅を縮めたいのです、ポルノや賭博などはただの口実に過ぎません。前回大量のネットユーザーが検査され、警告されたことも単に言論の禁止です。」

 

天津の大爆発以降、既に50のウェブサイトが閉鎖され、360のウェイボーとウェイチャットのIDが調べられ処理されました。最近の国家インターネット情報局によると、「これらのウェブサイトは、天津大爆発の死亡者数を捏造し、ウェイボーとウェイチャットユーザーからのデマを掲載して噂を拡散し、パニックを引き起こし、社会に悪影響を与えた」と公表しています

 

インターネット自由観察者の野渡(や とう)氏

「政府の目的は明らかです、すべての措置は社会統制のため、政権の安定のためであり、インターネット上でも政治体制や制度への不満についての言論を対象としています。」

 

あるデーターによると、今年2月からID名が当局のインターネット情報局の規定に違反したとして、6万個以上のウェイボー、ブログ、フォーラム、ポストバーと同時通信用ネットのIDが削除されました。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2015/08/19/a1218406.html(中国語)

 (翻訳/小松、真彌 ナレーター/佐藤 映像編集/李)

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