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在外中国人が最も食べたいと願う14の郷土料理

2015年10月23日
在外中国人が最も食べたいと願う14の郷土料理

【新唐人2015年10月23日付ニュース】

 

先日、アメリカCNNが、中国人がどんなことがあっても食べたいと願う14の郷土料理を選んだ。街角の焼肉に麻婆ザリガニ、蘭州ラーメンに白切鶏、臭豆腐などの料理が含まれている。これらの郷土料理は、正に中国各地の趣のあるメニューばかりだ。CNNは、これらのメニューの材料は物流の発達によって、中国全土に店が展開されているとしているものの、ご当地で食べてこそ、その「地域」の味わいを感じられるものだ。

 

14の郷土料理の紹介

街角の焼き物

美食家たちは、北京の簋街、上海の雲南南路、南京の明瓦廊で、様々なできたての焼き物を味わえる。新疆のクミン(香辛料)をかけた羊の串焼き、醤油に漬けて鉄板の上で焼いたスルメいか、辛味のついた鶏の手羽、炭火焼生カキ、焼いたブタヒレ肉、野菜の串焼きなど、どれも皆食べずにはいられないものばかりだ。

 

麻婆ザリガニ

大陸のあちこちの都市では、ザリガニにありつける。春から初秋にかけて、友だちを集めてぎゅうぎゅうに混んだ露店の椅子にすわりながら麻婆ザリガニを注文し、ギンギンに冷えたビールに合わせ、口元へと運ぶ。これぞ確かに人生の至福の時である。

 

羊のしゃぶしゃぶ

四川の麻婆火鍋や広東の火鍋を除けば、北方の寒冷地では、羊のしゃぶしゃぶは大歓迎だ。

清の時代に羊のしゃぶしゃぶはすでに流行しており、細かく切った羊の肉を鍋の湯にさっとくぐらせて、ひとたびひっくり返せばそれでもう十分に熱が通ってしまう。胡麻だれをちょっとつければ、それで完成だ。

 

桂林ビーフン

「桂林の山水は天下に冠たり」と言われている、楽園のような風景だけでなく、あちこちにビーフンの店があるのだ。さっぱりとしたビーフンに酢付けのたけのこ、サヤインゲンを加えて、ピーナッツ、にんにく、ねぎ、香菜、トウガラシと一緒に油で炒める。それはもう一度食べたら忘れられない味だ。

 

塩漬け

塩漬けは、江南地域では大人気の郷土料理であり、季節の大ごちそうである。初春のとれたてのやわらかいたけのこ、冬のおいしく味付けされた塩漬けの豚肉、これらに中華スープをベースに、百葉(バイイエ。豆腐製品を結んだもの)の結びを加えて、とろ火で煮込んで、塩も化学調味料もなしで、なんとも言えない香りにあふれている。

 

臭豆腐

臭豆腐も中国人の郷土料理の1つだ。「臭いとは言われつつ、その香りと共に食す」この味わいは、豆発酵食品の一種である。湖南、浙江の紹興、とりわけ台湾で人気が高い。各地の臭豆腐の味つけは違うところもあるが、間違いなくやめられない一品だ。味はとんがってはいるが、臭豆腐のにおいを除けば、きめの細やかさもあり、とうがらし、醤油、ゴマ油、漬物をちょっとつけて食べると、どれも皆味わいがある。

 

蘭州ラーメン

蘭州ラーメンは中国北西部で最も特徴のある人気メニューだ。異郷の地に住む多くの蘭州人にとっては、食事の定番の1つであると同時に蘭州のライフスタイルであり、蘭州の細やかで情感にあふれたものなのだ。冬の明け方、多くの客たちが店の入口でゴクゴクと喉を鳴らしながら麺をすすっている。食べ終わると体の芯からポカポカして、やる気満々になるのだ。これぞ蘭州人気質なのだ。

 

上海蟹

上海人によると、秋の季節にこそ、蟹を食べるのがめでたいのだという。たっぷりと太った蟹を洗って鍋に入れ、蒸し上げる。どの家のシェフも蟹の宴を催すのだ。黄蟹を炒め、黄蟹豆腐、蟹肉団子、蟹小龍包、蟹にかぶりつき、酒を飲み、菊を眺める。これぞ人としての楽しみである。

 

アヒルの血と春雨のスープ

北京ダックは全世界に名だたる逸品で、南京人が最も愛するのがアヒルの血と春雨のスープだ。春雨に鴨の血や腸や肝をのせ、さらに豆腐、生姜汁、ザーサイをどんぶり一杯に加えて、最後に小さく刻んだネギをのせ胡椒をふると、たちまち鼻腔は香りに満たされる。

 

以上9つの料理以外には、サンザシ飴、ハルビンソーセージ、甘栗、茹でウシガエル、白切鶏があがっている。どれをとっても中国人が最も愛する故郷の味である。

 

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2015/10/03/a1227527.html (中国語)

(翻訳者/プリシラ)

 
 
 
 
 
 
 
 
 

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