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【禁聞】中国軍の改革、習近平の狙いは?

2016年01月25日

【新唐人2016年1月25日ニュース】

 

中国共産党の最高軍事指導機関とされる中央軍事委員会が改編を終えました。改編後の新組織では、軍事委員会の15部門が旧中央軍委4総部を交代し、習近平指導部の幹部らが要職を務めます。今回の改革は、習近平が軍権を徹底的に取り戻すためだと外界は分析しています。

 

中国国営メデイァ、「中央テレビ」は1月11日、習近平国家主席が改編した軍事委員会各部門のトップとの会議を放送。これは改革後の新しい軍事委員会の枠組みが形成されたことを意味します。

 

今回の改革を経て、総参謀部、総政治部、総後方勤務部、総装備部からなる「4大総部」の旧体制から、15の軍事委員会の管理部門に細分化されました。

 

改革は、既存の旧体制を廃止することで、軍権を徹底的に取り戻すのが狙の一つであると外界は分析しています。

 

米国「中国事務」雑誌編集長 伍凡氏

「彼(習近平)は軍委主席ですが、配下の多くの将軍らは彼の側近ではなかった。今回の軍の改革を通して、元の組織構造を再構成し、退職させずに江沢民の側近が持っている権力を分散させることができたのでしょう」

 

中国共産党機関紙・「解放軍報」は、去年11月30日付けの報道で、「4大総部」は権力が壮大過ぎて、一つの独立した指導部を形成したため、軍事委員会の統一指導を妨げていると批判しました。

 

改革後、元の「4大総部」は、「決定」、「実行」、「監督」の全権を持つ最高権力機関から、「実行権」と「提案権」のみの、中央軍事委員会の付属機関へと格下げし、大幅な減員、組織規模の縮小化が行われました。

 

中国問題専門家・李善鑒氏

「彼(習近平)はそれら高官の権力を回収するためでしょう。彼らが持っている権力、特に軍隊への支配権が脅威を与えているので、その権力を中央軍事委員会に返すのは、彼(習近平)にとって、重要な意味を持っていると思います。これは中国の歴史にある君主が大臣の権力を分散させた物語とよく似ています」

 

「大紀元新聞」によると、新しい軍の組織の「三つの委員会」、「六つの部」の中で、連合参謀部、軍事委員会紀律検査委員会、政治工作部のみ、大将級の将官が標準的な配置となっており、ほかは皆中将級だそうです。習近平は大将級の将官を配属する部署の数を削減し、軍位は低いが信頼できる者に交代しました。

 

新しくなった15部門では、「軍事委員会弁公庁」が中心となり、共産党機関紙は1月13日付けで、「今回の改革で軍事委員会弁公庁の役割が一層発展した」と報道。これは軍権が習近平の元に戻されたと同時に、軍事委員会弁公庁の作用と位置づけが大幅にグレードアップされたことを意味します。

 

資料によると、今回の改革において「重要人物」とされる、軍事委員会弁公庁の秦生祥(しん せいしょう)主任と2人の副主任は皆習近平の昔の部下であり、秦生祥主任はさらに新しい軍事委員会のメンバーに昇進する可能性が高いとされています。

 

中国問題専門家・李善鑒氏

「今回の改革で軍の組織が全く新しいものに変わりました。新しい組織を作り上げることで、軍の人事異動を完全に自分の思う通りにする事ができるようになりました。このようなやり方ではなく、例えば大規模にを直接人員交代するようなやり方にすると、まずリスクが高く、実施できないでしょう」

 

中国問題に詳しい専門家・李氏は、軍を整頓しょうとする習近平の決心は強いですが、単純に中国共産党の政権を守るのが目的ならば、改革はあまり大きな変化にはならないだろうと指摘しました。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

 

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2016/01/16/a1247462.html(中国語)

(翻訳/吉田 ナレーター/佐藤 映像編集/李)

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