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フィリピン火山近くで魚大量死

2011年06月02日


【新唐人日本2011年6月2日付ニュース】近日、フィリピンのタール火山近くの湖で魚の大量死が発生しました。地元の漁師は活発な火山活動による水温の上昇および汚染が原因ではないかと見ています。一方、地元政府は魚の大量死と火山の関連性を否定しています。

漁師らによると、23日にタール湖で数トンに上る魚の死骸を発見してから、数日にわたって増え続けているそうです。2006年以来、魚の大量死は数度発生。火山活動の活発化による水温上昇が原因と見ています。

タール湖の中心に浮かぶタール火山は世界で最も低い活火山です。近年も火山活動は依然活発で、4月以来、数度噴火がありました。

養殖業者は、水質の汚染を原因の一つとして挙げます。

養殖場責任者 オリバーさん: “水温が上昇したのは火山が原因ですが、汚染は人為的なものです。”

一方現地政府は、魚の大量死と火山との関連性はないとし、降り続いた雨で湖面の水温が下がり、酸素分が減ったためだと分析しています。

今回のよう様な大量死は尋常ではないといいます。袋に回収された魚の死骸はおよそ750トン。被害額はおよそ一億円に上り、関係者は処分対策で大わらわになっています。なお、死んだ魚の販売は禁止されているそうです。

新唐人テレビがお伝えしました。

www.ntdtv.com/xtr/gb/2011/06/01/a539961.html.
(中国語)

 

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