HOME > ニュースページ > 医療・健康 > 詳細

山東省毒ワクチン 不安拡大 抗議の保護者1人逮捕

2016年03月27日

【新唐人2016年3月27日】

 

山東省では、冷蔵保存されていない大量の小児及び成人用のワクチンが、国内の24の省に送られました。最近、ワクチンの販売員のリストが公開され、うち1名は元利津(りつ)防疫所の職員だったことから、現地の保護者達が不安を感じ、23日、100数名が現地政府まで行進して、説明を求めましたが、警察により、1人、逮捕されました。

 

23日、山東省東営(とうえい)市利津県の100数名の保護者たちが、「毒ワクチン、子供の健康は誰の責任」と言う横断幕を掲げ、現地の信訪局(一般民衆の苦情申立て部門)に集まりました。ワクチンの番号と行方を公表するよう求めたところ、警察に、若い母親が逮捕されました。

 

利津県の保護者の王さん

「政府が公開したワクチンの販売員リストにある1人はここの防疫所の職員です。普通の職員なのに高い車を乗り回して、別荘や住居をいくつも持ち、いっぱい売ったのでしょう。皆 心配で仕方なく、これらのワクチンはどこに流れたのか、知りたくて、また 自分の子供に使用されたのか、100数名で行きました。1人は捕らえられ、残りは追い払われてしまいました」

 

利津県の保護者の陳さん

「この10年間に生まれた子供に対して、ワクチンが5年間、注射されています。私の子供も5年間注射していました。今は怒りしかありません。大人も注射されています」

 

利津県信訪局の職員が、24日、『新唐人テレビ』に、「ワクチンの流れについては公安局が現在調査中で、疫病コントロールセンターの職員が、センターのワクチンは全部安全だと言っているが、信じでもらえない」と話しました。

 

疫病コントロールセンターの職員

「私たちのホームページに2011年から2015年のワクチンの番号の公告があります。調べたらいいです。ここのワクチンは全部安全なものです」

 

王さん

「公表されたものもあります。しかし 皆信じません」

 

報道によると、2010年から、山東省の親娘が25種類のワクチンを違法購入し、冷蔵設備のない場所で保存し、中国内の24の省と市に送りました。金額は合計5.7億人民元(約912億円)になります。山東省食品薬品監督管理局は、毒ワクチンを売買した人名リストを公表しました。東営市は4名、うち1名は元利津防疫所の職員季沢軍(き たくぐん)です。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

 

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2016/03/24/a1259274.html (中国語)

 

(翻訳/小松 ナレーター/佐藤 映像編集/李)

トップページへ