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中国の地下水、8割以上が飲用不可

2016年04月12日

【新唐人2016年04月12日】

 

中国水利部は今年1月に公開した「地下水動態月報」で、松遼平原(しょうりょう へいげん)・黄淮海平原(こうわいかい へいげん)・山西、西北地区盆地・江漢平原(こうかん へいげん)等にある、2千以上の井戸の水質を検査し、80.2%の地下水が深刻に汚染されているとの結果を明らかにしました。 

 

総合硬度、マンガン、鉄、フッ化物などの主な汚染指標のほか、重金属と有毒有機物汚染も部分的に認められました。

 

北京環境保護・民間水専門家 張峻峰「農作では大量の除草剤や化学肥料 農薬を使用します。田舎も同じような汚染状況が現れています」

 

専門家は、都市の地下水は農業関連汚染の他、工業廃水やゴミ等の汚染が重なると指摘しました。

 

北京環境保護・民間水専門家 張峻峰「浄化するのに少なくとも数百年ないし 千年以上がかかります」

 

 

環境保護組織「緑色北京」責任者 宋欣洲「環境が一旦破壊されてしまうと 元に戻す為に費やす時間とコストは 汚染する当時に比べて遥かに高いです」

 

2013年、中国環境保護部は「化学品環境リスク防止“十二五”計画」を発表し、有毒化学物質の深刻な汚染は200以上の発がん村をもたらし、ガン患者が急増していると示しました。

 

河川両岸に散在している発がん村が使用する水源、耕地、大気の汚染は、殆どが周辺にある化学工場、ゴミ処理場、鉱山等によってもたらされました。

 

水汚染の他に、地下水の過剰揚水(ようすい)は地盤沈下を招く危険性があると専門家が注意を呼びかけています。

 

新唐人テレビがお伝えしました。 

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2016/04/11/a1261888.html(中国語)

 

(翻訳/王大同 映像編集/叶)

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