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ケニア事件、台湾が中国共産党の不当手法を「国際マフィア同然」と非難

2016年04月15日

【新唐人2016年04月15日】

 

ケニアでの詐欺事件に関わったとした台湾人らは、13日、催涙ガス等で武力行使したケニア警察に退去させられ、中国政府に引き渡されました。中国に強制移送された45人の内、23人が無罪判決を言い渡されています。

 

ケニア振込め詐欺事件容疑者家族 劉さん ケニア拘置所台湾女性 「中国大陸に連行されるため、空港に連れて行かれます、棍棒、拳銃、水を使って、我々を攻撃しました、…もしもし…」

 

中国とケニア両国間で、犯罪者引き渡し条約を結んでいない中で起きた今回の強制移送は、海外にいる台湾人の今後の人身の自由が懸念されます。

 

ケニア振込め詐欺事件容疑者家族 劉さん 「無罪判決を言い渡された37人のうち、タイ人は帰国させられました。無罪の台湾人は中国大陸へ連行され、台湾に帰れません」

 

中華民国立法委員 黄国昌 「徹底的に追求します。さもなければ アフリカで中国当局のでっち上げによって、国家分裂転覆を扇動したとし、反国家分裂罪に処され、アフリカから中国へ強制移送され、不当審判を受ける羽目になります」

 

中国公安部の報告では、昨年857名の海外逮捕者の内、正常な法的手続きを経たのは14名のみです。

 

中華民国立法委員 林昶佐(りん ちぁんつぅお) 「98%は自国へ引き渡すことが通常で、今回の件は十数カ国が非難しています。 このやり方は国際マフィア同然です」

 

中華民国法務部部長 邱太三 「両岸(台中)犯罪協力捜査と 両岸(台中)司法互助協議の運用に 形作りができています。 (既にモデル化されていると おっしゃいましたが 今回は何故この形を破ったのですか) ですから、中国当局の公安部が 大げさに表現しようとしているか、意図的に功績をあげようと しているのでしょう」

 

ケニア事件は台湾で注目されており、台湾政府は中国に対して、45名の釈放を強く要求しています。

 

新唐人テレビがお伝えしました。 

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2016/04/15/a1262466.html(中国語)

 

(翻訳/王大同 映像編集/叶)

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