HOME > ニュースページ > 事件・事故・災害 > 詳細

中国人民大学の修士が不審な死、世論が騒然

2016年05月22日

【新唐人2016年5月23日】

 

北京市昌平(しょうへい)区在住の中国人民大学環境学院2009年の修士、雷洋(らい よう)氏が5月7日に奇妙な死をとげ、社会と世論の注目を集めています。9日の夜、昌平警察は雷洋氏が「買春容疑」で警察の車で連行される途中、心臓発作により死亡したことを発表しました。遺体には明らかな損傷があるため、遺族は拷問による死亡を疑い、メディアも声を上げました。

 

報道によると、雷洋氏の故郷は湖南省レイ水県のある村です。2012年に中国人民大学環境学院修士課程を卒業し、中国循環経済協会に就職しています。

 

5月7日夜、29歳の雷洋氏は病院の冷たい霊安室に横たわりました。彼の娘は、4月24日に生まれたばかりでした。

 

2日後、北京市公安局は、公式ウェイボーで、7日夜雷洋氏は足マッサージ店で買春した疑いで連行中、死亡したと発表しました。

 

昌平警察は昌平検察も捜査監督に介入していると述べました。

 

雷洋氏の同級生は、雷洋氏の妻の口述を元に、『人民大学雷洋氏の不審な死亡状況説明』を作成しました。

 

説明によると、雷洋氏夫妻には娘が生まれたばかりで、親戚が7日23時頃北京に到着する予定になっており、そのため21時頃、首都空港に向かいました。その後連絡が取れなくなったと言います。

 

8日未明、警察側から家族には、雷洋氏が「買春容疑」で警察車両で連行される途中、心臓発作を起こし死亡したと伝えました。公開された情報によると、7日、22時09分に病院に到着した時には、すでに死亡していました。

 

雷洋氏の家族が警察と病院に行き、対面した時には、腕と頭部にかなりの出血が見られました。出血の原因は、連行中雷洋氏が激しく抵抗し、車から飛び降り、頭が地面にぶつかったためだと警察は言っています。

 

雷洋氏の死亡は拷問によるものだと遺族は疑っています。ネットユーザーも警察に連行時のビデオを提供するよう求めています。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2016/05/11/a1266359.html (中国語)

 

(翻訳/小松 ナレーター/水田 映像編集/李)

トップページへ