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外国記者が目撃した天安門事件

2016年06月05日

【新唐人2016年6月6日】

 

『グローブ・アンド・メール』の北京駐在記者黄明珍(Jan Wong)氏が、1989年の「天安門事件」当日、北京飯店に宿泊し、殺戮の現場を目撃していました。

 

『グローブ・アンド・メール』の北京駐在記者黄明珍氏

「6月3日夜11時過ぎから6月4日にかけて、中国人民解放軍が四方から入城し、戦車中の兵士が実戦用の銃を発射し、多くの人が負傷した。救急車が足りなくなり、市民が三輪車で運んでいた。死亡した人のなかには、学生や老人や若者のほか子供もいる。自宅で銃殺された人もいた。あちこちに発砲していたから」

 

6月5日、黄明珍氏が北京飯店の部屋で戦車を1人で止めた「タンクマン」(注:北京の青年王維林(おういりん)氏)を目撃しました。この人は殺されると思ったそうです。

 

黄明珍氏は「6・4事件」で3000人の死亡者が出ていると推測しています。6月4日の北京飯店でのエピソードも紹介されました。

 

黄明珍氏

「あの日、ホテルの人から食事がないと言われ、調理師からは、仕事に来る途中、たくさんの死者を見たから、料理が作れないと言われた。記者の私達もおかしく思い、中には怒った人もいた。どうしても料理をして欲しいと言ったら、調理師は『昨夜、何があったかのかを世界に伝えるならご飯を作る』と答えた。そのあと記者たちは泣き出して、調理師は卵焼を作ったが、食べる人はいなかった。」

 

カナダオンタリオ州学生連合主席は、「さまざまな方法を取って、特に若い世代の中国人留学生に「64」の真実を伝えていく」と話しました。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2016/06/01/a1269198.html (中国語)

 

(翻訳/小松 ナレーター/佐藤 映像編集/李)

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