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人権派弁護士がまた消息不明、中国政府批判書発行で

2016年06月21日

【新唐人2016年06月21日】

香港と台湾で新著『2017年 立ち上がれ中国』を発表した中国の著名な人権派弁護士・高智晟(こうちせい)氏が、再び消息不明となっています。消息不明になる直前、中国当局が高氏の自宅を訪れ、家族を脅していたことが分かっています。

 

香港で6月14日に発表された高氏の新著が一大センセーションを巻き起こした直後、中国国内に在住する高氏が消息不明となりました。アメリカ・テキサス州に本部を置く「対華援助協会」主席の傳希秋(でんきしゅう)牧師は、中国当局が高氏の自宅を訪れ家族を脅していたことを明らかにしています。

 

傳氏は、情報を提供した人々とも現在連絡が取れないため、当局に連れ去られたのかどうかを含め、高氏のはっきりした消息は不明であると述べています。

 

続く17日に台湾の立法院(国会に相当)で行われた同書発表会に、高氏の娘さんの、耿格(こうかく)さんが出席し、父親の携帯電話の電源が入っておらず連絡が取れない状態にあると述べました。

 

また、父の新著を手に、英語で「蔡英文総統こんにちは。どうか私の家族とすべての中国人民を救ってください」と書いた紙を掲げ、救出を訴えました。

 

高智晟氏子女・耿格さん

「台湾のメディアの皆さま、国会議員の皆さまが、迫害を受けている中国の人権派弁護士やキリスト教、法輪功など宗教団体に対し関心を持ち続けてくださるよう、彼らに代わってお願いしたいと思います」。

 

今回発表された高氏の新著は、9年にわたって当局から受けた監禁と拷問を暴露しており、中国共産党政権が2017年に終焉を迎えると予測しています。

 

カナダ在住作家・盛雪氏

「中国共産党政権は現在、あらゆる面において大きな危機に直面しています。こうした状況下において、共産党の国内統治への締めつけを緩めさせ、権力者だけがもつ特権を廃止し、結党の自由、報道の自由を認めさせ、政治を人民の手に取り戻そうと、奮闘する人々がいます。中国共産党に残された道はただ一つ。党の瓦解を受け入れることです」。

 

耿格さんによれば、高氏はかつて軟禁されていた期間中にこの本を書き上げ、再び刑務所送りとなり、殺されることも覚悟の上で発表したと述べました。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2016/06/18/a1272046.html(中国語)

(翻訳/白白 ナレーター/佐藤 映像編集/李)

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