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中国のゴミ焼却発電工場に黒幕あり、湖北省に続き広東省でも抗議【微視頻】

2016年07月20日

【新唐人2016年7月21日】

7月3日、広東省肇慶(ちょうけい)市で1万人以上の民衆がデモ行進を行い、現地政府が大型のゴミ焼却工場を建設することに抗議しましたが、中国共産党は1千人以上の武装警官を出動し、鎮圧しました。しかし、現地政府の発表したニュースでは「真相を知らない民衆」が現地政府と衝突し、一部の警官が負傷したと真逆に報道しました。私たちは何も言いません。これからビデオを流します。誰が暴力を振るったのか判断してください。

 

ゴミ焼却問題で民衆が抗議するのは、この一ヶ月で、2回目になります。6月25日と26日、湖北省仙桃にて10万人以上がゴミ焼却発電工場プロジェクトに抗議しましたが、数十人が捕まりました。連続して2回起きた抗議は、私たちの興味を引き起こしました。

 

ゴミ焼却とはほかでもなくゴミを焼却することです。そのメリットは、ゴミの体積を減らすこと、高温で病毒を殺せること、ゴミ焼却時に生じた熱エネルギーで発電と暖房に利用できることなどがあります。デメリットは有毒ガスが生じることで、排出ガスを濾過する必要があります。

 

ゴミ焼却技術は欧米でも使用しています。全体からみると、発電と暖房に使うにはコストが少し高く、政府の税務と財務上の補助が必要です。しかし、国土面積が小さい国にとって、この技術はゴミの埋め立てのよい代替方法になります。このゴミ焼却はなぜ中国に入ると架空の技術になり、中国人はみな反対するのでしょうか?これについてはやはり共産党が諸悪の根源だと言うしかありません。

 

中国ではゴミ焼却による発電は政府の補助プロジェクトであり、電網公司がゴミ焼却電気を買い付ける場合、石炭焼却電気価格の2倍になります。かつ、ゴミ焼却炉の排出に関する法律規定は一般の電気発電工場よりゆるく、ゴミ焼却の場合、二酸化炭素と二酸化硫黄ガスの排出可能量はそれぞれ電気発電工場の4倍、5倍になります。これをみて、商人は商売が成り立つと気付きました。

 

また、以下の対比をご覧ください。欧州ではゴミ運搬者から1トンにつき132米ドル(840人民元)のゴミ捨て費用を徴収します。しかし、中国では1トンにつき16米ドル(100人民元)以上を徴収することが滅多にありません。これは何を意味するのでしょうか?中国ではゴミの埋め立てが欧州より割に合い、ゴミ焼却技術はゴミの埋め立てよりコストがずっと高く、割にあわないということです。

 

この時、悪徳商人と地方政府の結託が始まりました。まず濾過を減らす、或いは廃水と廃ガスをまったく濾過しないことでコストをダウンさせます。次はゴミ焼却時に石炭をゴミに混ぜて焼却すること、つまりゴミ焼却の名目で石炭を焼却して発電することで、生産効率を上げることです。この2つは民衆を苦しめます。あるニュースによると、中国のあるゴミ焼却工場の有毒ガスの排出量は米国の同類工場の24倍です。民衆は抗議すべきではないでしょうか?生きたい人は抗議するべきです。

 

しかし根本からいうと、やはり共産党がすべてのメディアを制御し政府を制御しているため、誰も抗議を成功させることができません。共産党を失脚させるしか方法がありません。

 

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2016/07/04/a1274433.html(中国語)

 

(翻訳/廉 映像編集/李)

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