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中国で偽脱北者養成塾が大盛況【禁聞】

2016年08月08日

【新唐人2016年08月08日】

 

韓国紙『朝鮮日報』の報道によると、ヨーロッパ諸国で北朝鮮からの亡命者に対し在留権や福祉手当を支給する政策が始まるのに目をつけた中国人が、北朝鮮難民に成りすますための塾が北京で大盛況だということです。

 

瀋陽(しんよう)や延吉(えんきつ)など中国東北地方の都市でも「偽脱北者」の養成塾が続々と開講し、受講生の奪い合いが繰り広げられています。

 

報道によれば、これらの塾は朝鮮語を話す朝鮮族や漢族を対象に北朝鮮に関する知識を伝授し、偽脱北者となってヨーロッパで難民申請を行う手助けをしています。

 

ニューヨーク大学政治学科の夏明(かめい)教授によれば、欧米諸国はこれまで北朝鮮と同じく共産国家である中国の難民に対しても優遇政策を取ってきたものの、難民申請をする中国人が多すぎるうえ、朝鮮労働党の残虐非道な行為が明らかになっているのに対して、中国共産党は事実を隠蔽し中国が裕福で平和な社会であるかのように装っているため、中国人の難民申請に許可が下りるのは難しくなっていると指摘します。そのため申請に有利な脱北者を装うための塾が大盛況というわけです。

 

こうした成りすましの脱北者の増加は本物の脱北者の難民申請に影響を及ぼしています。これまで脱北者が中国政府によって強制送還される危険があると言えば、難民申請が許可されることが多かったのですが、最近ではヨーロッパ諸国では審査を強化しています。北朝鮮で発行された身分証明書を持たない本物の脱北者が、強制出国を言い渡される事態が多く起こっています。

 

夏教授は、脱北者養成塾の盛況の影には、中国共産党が塾を利用して特務を大量に養成し、世界中に送り込もうと計画している可能性もあると指摘しています。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2016/08/06/a1279782.html(中国語)

(翻訳/白白 映像編集/李)

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