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中国共産党崩壊の予兆か? 党中央党校教授がマルクス・レーニン、毛沢東を批判

2016年08月16日
中国共産党崩壊の予兆か? 党中央党校教授がマルクス・レーニン、毛沢東を批判

【新唐人2016年08月16日】

マルクス・レーニン主義と毛沢東思想は中国共産党独裁政治を維持する護身符のような存在であり、長らく国民を洗脳してきた。だが、中国共産党中央党校の王長江・党建部主任が授業で「マルクス主義は見せかけで役に立たない。経済音痴の毛沢東が数十年も中国を統治したため、今なお国民の貧困問題が解決されていない」と批判した。

 

王氏の授業を一部撮影した動画がネットに投稿され話題になっている。動画で王氏は「マルクス主義はそのほかの思想に比べて優れているわけでもなく、単なる一流派の思想に過ぎない。中身は大したことはなく、中国の国情には適さない」と批判している。

 

中国共産党の信頼性や経済発展については、かつての党最高指導者毛沢東が林彪ら政敵を「全員打倒した」ものの、自分の死後に「毛沢東の功罪は四分六もなく、五分五分と言われるのでは」と心配していたと指摘している。

 

王氏は「(毛沢東は)なぜ自信がなかったのか。それは国民の貧困問題を解決していないからだ。30年にわたる統治の間あらゆる手段を講じ、運動に次ぐ運動を展開してきたにも拘わらず、結局は国民の貧困問題を解決できなかったからだ」と指摘している。

 

また、中国共産党が建党した当時「国民を救うために権力を掌握したのでは決してない」と述べ、政権掌握後、「軽々しく経済計画を推進したものの、結局は行き詰った」と批判した。

 

この動画がネットに流れ多くのネットユーザーの関心を集めている。この授業をその場で聞いていたと言うユーザーによれば、この授業は中央党校に全国から集まった500人を超す幹部に対して行われたものだという。

 

60歳の王長江氏は中国共産党中央党校で教授、党建教研部主任、中央党校世界政党比較研究センター主任、博士課程指導教授を務め、世界の政党の政策比較と中国共産党による建設をめぐる問題について長く研究に携わっている。

 

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2016/08/15/a1281184.html(中国語)

(翻訳/白白)

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