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世界が目を丸くする中国富豪の資産移動術(上)

2016年08月17日
世界が目を丸くする中国富豪の資産移動術(上)

【新唐人2016年8月17日】
藍 精霊(スマーフ)式の資産移動を聞いたことがあるでしょうか。中国で「アリの引越し」と呼ばれる資本の流出スタイルで、中国の現在の現金の管理規定と深い 関係がある。中国の規定では、1人が1年に最大で5万米ドルの送金と持ち出ししか認めていない。それで、豊かな家庭は、自分の財産の安全を確保するため に、友人や家族の名義を借りることで、1人5万米ドルで資金を海外へ移している。

『ニューヨークタイムズ』の2016年2月14日の報道によると、上海の金持ちの女性の例で、市場リサーチの結果では、2015年冬、140名の親戚、友人、及びその親戚を利用して、700万米ドルを換金し、国外に持ち出した。

ここ数年、中国の富裕層は日増しに大きくなったが、その一方で中国経済に衰えが見えたことで、勢いが低下し、金持ちは自分の国内資産価値が下がることを心配し始め、視線を海外に向け、安全な投資を求めたのだ。それで、国内資金が外へ流れる現象が次第に激しくなってきた。

資 産研究機構「新世界財富」(New World Wealth)が、2015年の100万長者の移民調査で明らかになったのは、中国から9000人が海外 移民し、最も目立った現象は、中国の金持ちは大金を払って、不動産を一括して現金購入し、シドニーからニューヨーク、香港からバンクーバーまで、不動産価 格をハイスピードで引き上げていた。


全米不動産協会のデータによると、2015年3月までの12か月間、アメリカにおける中国人バイヤーがアメリ カで不動産購入に払った金額は286億米ドルにのぼり、うち住宅が持つ割合は16%で、この保有率は他のどの国よりも高い。オーストラリアにおいても同じ ぐらいの割合で中国人が買い占めている。

アメリカの『ウォールストリート』の昨年6月18日の報道では、2015年に中国の投資家はシド ニーの4分の1の新築物件を買い入れており、2020年までには、倍に増え続けるとされている。バンクーバーの不動産の価格は、ここ10年間で2倍に膨ら んでおり、当然のことながら、中国人投資とは切り離せない。


UBSグループは、2015年、中国から3240億米ドルが流出したと推定している。

資 本流出をコントロールするため、1人当たり年間5万米ドルしか国から持ち出せない、もしくは、送金できなくなった。このような情況では、海外での不動産投 資や海外企業の買収などの清算のため、合法的な方法で資産を海外へ移すことが難しくなってきた。それで、資本金を外に流すグレイルートが現れてきた。

中国の富豪たちは如何にして資産を海外へ動かしているのだろうか。

2015年11月5日の『財経内部参考』が中国富豪達の資産流出の7つの裏技を公開し、世界中を驚かせた。


その一、香港の両替屋へ行く

『ブ ルームバーグ』の報道によると、操作のやり方の原理は、大陸の人はまず香港の銀行に口座を開く、その後、両替屋に行くと両替屋は大陸の顧客には、大陸の口 座を提供し、国内で振り込まれ、残高を確認した後に、通常は最短2時間で香港の両替屋は同額の資金を香港の取引先の客の口座に振り込む。技術が向上して、 国内外のバランスを取れ、差額を埋め合わせられる。

その二、国内の地下両替屋から小切手を持ってくる


50万米ドルの小切手を持っ てくると、それは大陸が法定する10倍の量に当たる。ある工場長が言うには、深圳から香港に入るときも、税関の検査にも安心できる。彼が漏らしたところで は、広東省の地下の両替屋に人民元を渡し、香港銀行の小切手に替え、小さいので持ち運びやすく、自分で持って国外へ出ることができる。税関の検査を避けら れ、香港でまた両替する。こうした両替屋は正に中国の闇銀行の一部分である。

その三、藍精霊(スマーフ)募集で分配金を集める

上 海市民のジェニー・ツァイは、上海の国際家具展で出展されたシドニーのマンションが気に入り、86.7万米ドルで買ったが、法定の5万米ドルの政策の下 で、上手く不動産を手に入れるため、彼女は夫と娘と自分の身分証明書を持って決算口座を開き、高額の資金を銀行へ振り込んで、国外へ送金した。このような やり方は国外で藍精霊(スマーフ)式と呼ばれ、国内では「アリの引越し」式と言う。

その四、現金を身に着けて運ぶ

現 金を身に着けて運ぶのは、最も原始的な方法だが、現金には限度額があるので、規定により、中国の旅行者が持ち出せる現金は2万米ドル、それで、人海戦術で 運ばれていく、しかしこの方法は検挙される可能性も大きい。カナダの『ナショナルポスト』の報道によると、2012年6月から2014年12月まで、バン クーバーとトロントの税関検査で869名の中国人が1500万米ドルの現金もしくは小切手を非合法に持っていた。

その五、国内の口座を用いて、海外不動産を抵当に入れて金を貸し付ける

国 内の金持ちにとって、中資銀行はチャンネルを提供し、海外事業が必要な外資貸付を得られる。例えば、中国建設銀行が昨年出した商品では、プライベート顧客 は人民元預金と国内の資産を担保に、最高2000万香港ドルの貸付を扱う。しかし、建設銀行の担当者はコメントを避けている。

その六、カードで支払い現金を作る

中 国の観光客がクレジットカードなどを使い、高価な腕時計を買うとする。購入後すぐ質屋などに持ち込み、換金し、普通は5-10%の手数料が掛かるが、直 接、現金をもらえる。香港の宝石商は買い戻しと言う特別サービスを提供している。店で金の延棒を買い、クレジットカードで支払い、その後、一定額の割引い て、売ることができる。

その七、貿易会社の通常業務を利用する

中国商人は、商品を輸入する際、偽の領収書を受け取ることで、海外で現金を得ることができる。方便を図るブローカーと別途、実際の価格を協議し、差額分の金額を海外に残し、ブローカーは再び海外の口座を使って、差額を中国商人に送金する。

貿 易会社は多くを輸入し、少なく輸出する。輸入の際は、輸入商品の価格を高くして、差額に相当する分を海外に残しておく。送金の時は、多くを送金して、少な く入金する。直接、企業の輸出項目を偽造さえすれば、輸出入一緒にだまし取る。外貨決算額はだまして、越境取引が成立する。

海外の世論では、中国大陸の金持ちが海外へ移民する時に総体的に考えるのは危険を避けることである。多くの金持ちが政策を通り抜け、役人と商人が結託し、富を手に入れ、処罰から逃れるため、まずは退路を確保して、海外へ移民して、資産を海外へ移していくのである。

 

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2016/04/05/a1260910.html(中国語)

(翻訳/プリシラ)

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