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中国レアアース 過度な採掘

2011年08月10日
 
【新唐人2011年8月10日付ニュース】レアアースといえば、中国が世界の消費量の9割以上を採掘しています。しかし、長年にわたり過度な採掘をしてきたため、環境破壊のほか、放射能汚染も問題になっています。
 
長年レアアースの研究を続けてきた専門家の陳占恒さんは、今年上半期だけで、中国は今年1年分のレアアース採掘枠を使い切ってしまうと指摘。
 
レアアースの専門家 陳占恒さん:「政府は採掘を停止させるべきです。ただ他の政策と同じように、実行するとき問題になります。もし閉山すれば税収が途絶えます。だから地方政府は見て見ぬふりをします」
 
レアアースの採掘にはまず環境への配慮が必要なのに、地方政府は税収のため、企業をかばうとも指摘します。
 
レアアースの専門家 陳占恒さん:「国は工業化が速すぎます。地方は経済発展と税収増加のため、雇用のため環境問題に目をつぶりました。放射能汚染も問題です。重視しなくてはいけませんが、管理されておらず、がんで亡くなった人もいるそうです」
 
今年上半期、行き場を失った投資資金とそれを利用する政策によって、相場が上昇したものの、7月以降は元に戻るだろうとも予測しました。
 
レアアースの専門家 陳占恒さん:「中国はずっと資源を売ってきました、タングステンもすぐ枯渇します。中国は資源の浪費が深刻です、技術が低く、工業の基礎が弱いからです。レアアースも製品になって、初めてその価値が出ます。多くを日本人に学ぶべきです」
 
今年、中国のレアアースの採掘枠は9万3800トン。世界消費量の9割以上は中国が採掘しています。
 
新唐人テレビがお伝えしました。
 

www.ntdtv.com/xtr/gb/2011/08/06/atext570110.html.-中国稀土监管不力-超采污染严重.html 

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