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トランプ政権発足で予測される今後の日米関係を日本の専門家が分析する

2016年11月14日

【新唐人2016年11月14日】

新しく誕生するトランプ新政権は、日米関係を不安定にするのではないかとの声も多く聞かれます。今後の日米関係への影響について、日本の専門家はどのような見方や期待を持っているのでしょうか。新唐人の記者が国際政治の専門家に話を聞きました。

 

記者 姚海龍:「当選後のトランプ氏の発言を見ると、米政府は今後対日政策を変更すると見られています。トランプ政権が日米関係にもたらす可能性のある変化について、どう思われますか。」

 

政治評論家 西村幸佑氏:「それぞれアジアは自立しろという方向にもっと触れてくるので、逆に日本が防衛力を高めて、軍事費も2倍3倍くらいにしないと、アジアを安定させることは難しくなるのではないか。その時にベトナムやフィリピン、インドネシアとの連携が非常に大切。もう一つ、台湾の問題があります。台湾と日本がこれから密接に結びついていかないと本当にアジアの平和は危なくなります。」

 

国際政治評論家の藤井厳喜氏も、トランプ新大統領は日米安保条約の立場において日本の独立を求めるでしょうが、日米同盟を変えることは短期的にはないだろうと考えています。

 

国際政治評論家・作家 藤井厳喜氏:「日本人がちゃんと日本を守るようにしてください。アメリカは助けはするけれども。アメリカは世界戦略がありますから日本を利用できないと困る。利益が共通しているから、日本の中には米軍基地を置きたい。だけども、基本的に日本の防衛は日本人がやると。安倍さんがこういう理由で憲法9条を改正しないと、トランプさんが言っているような防衛負担は増やせないと(言わないとならない)。」

 

また、藤井氏は、トランプ政権が中国に対し厳しい態度を取り、テロ組織に対しても厳しく対処するだろうと予測しています。

 

国際政治評論家・作家 藤井厳喜氏:「トランプはロシアと仲良くやりたいという立場。ロシアと仲良くやってISを潰すと。そして、チャイナの脅威に立ち向かうという方向にいくと思っています。」

 

西村氏は、クリントン氏よりもトランプ氏の方が中国の人権弾圧について言及するだろうと考えます。

 

政治評論家 西村幸佑氏:「この数年間で多くの人権派の人達が弾圧に遭っている。胡錦濤の時よりもひどくなっている。チベット、ウイグル、内モンゴルも悲惨な状況になっています。そういう状況に対してヒラリーは決して異議を唱えることはしないだろうと思いますね。」

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2016/11/13/a1296655.html(中国語)

(翻訳/白白 ナレーター/佐藤 映像編集/李)

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