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盛岡の山車が花蓮の街を練り歩く

2016年12月02日

【日本新唐人2016年12月3日】

記者 李晶晶:「私の後方では今、日本盛岡市の人々が鍾馗を象った山車の組み立て作業中です。ちょうど車輪を組み立てているところです。飛行機の到着が遅れましたが、日本の訪問団は必ず時間までに組み立てると自信があります。」

 

見事な手際で部品が組み立てられてゆき、山車が完成しました。盛岡の山車が花蓮の土を踏むのは9年ぶり3度目です。東日本大震災を経験し、日本の人々は福を惜しむことの大切さを身をもって感じています。今回山車のテーマには日台双方で親しまれている神話上の人物、鍾馗が選ばれました。

 

花蓮県観光処代理処長 彭偉族さん:「とても大きな山車ですね。今回、盛岡の方々は私たち花蓮の人々が一年中平安であるように願って、鍾馗を山車のテーマとしたと伺っています。台湾の習俗にもぴったりです。」

 

盛岡山車推進会副幹事長 永山邦彦さん:「震災が起きて世界各国から義援金が届きました。その中で台湾が一番早く日本に義援金を送ってくれた。こういうことから、岩手の人々を代表して私たちがお礼の意味を込めてやって来ました。」

 

台湾人に感謝の気持ちを表したいと全力を尽くして最高のものを仕上げました。山車のデザインには厳格な決まりがあり、天を象徴する桜や藤、松、人を象徴する古の英雄、地を象徴する岩や石、紅白の牡丹、海を象徴する波や滝の4つの要素が含まれていなければなりません。

 

盛岡山車推進会副幹事長 永山邦彦さん:「山車は日本では神の分身というものです。神を表す上で、天の恵みや強い人物を表現し、地もあります。すべては人というものを中心に生きているのでs。」

 

盛岡市の代表団は26日の早朝、松園別館で盛岡山車が円満に任務を終えられるよう祈って、祈祷式を行いました。

 

盛岡山車推進会幹事長 雫石真一さん:「当地の松園で、300年伝わる我々の音頭を披露し、これを機に台湾と日本の友好がさらに深まることを祈念したいという思い。」

 

傳崐萁・花蓮県長:「妖怪を捕える鍾馗をテーマとした山車がこの花蓮の厄を取り除き、さらなる平和と繁栄をもたらしてくれることでしょう。」

 

5時間をかけて鍾馗の山車の組み立てがとうとう終わりました。山車が台日両国民の平安を見守ってくれるよう願います。

 

 

新唐人テレビがお伝えしました。

 

(翻訳/白白 ナレーター/淳萌 映像編集/顧)

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