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胎児がキックで子宮を突き破って成長

2017年01月03日
胎児がキックで子宮を突き破って成長

【新唐人2017年1月3日】

フランスで妊娠22週目の女性が定期検診を受けたところ、胎児の脚が子宮から出た状態で成長していることが判明しました。

 

医学雑誌ニューイングランド・ ジャーナル・オブ・メディシン昨年12月21日のニュースによると、この33歳の妊婦は6度目の妊娠で、過去5回の出産は全て帝王切開で出産していたため、子宮に5か所の手術跡がありました。

 

アンジェ大学病院産婦人科ブエ医師は、この妊婦は定期検診前に体に異常はなく、22週目の妊婦健診の際に胎児の脚が子宮から飛び出していることが判明したと話しています。

 

「非常に珍しい」ケースであり、学術上26回しか報告されていないとブエ医師は話しています。

 

この妊婦の子宮壁には当時2.5センチの穴があき胎児を包む羊膜の一部が子宮から飛び出しており、この部分の体積は19×12×9センチでした。胎児も問題なく母体の状態も良いので、この妊婦と彼女の夫は手術をせず、引き続き観察することを決めました。

 

30週目、子宮壁の穴が5センチに広がり、胎児の両足と腹部が子宮の外に出た時点で帝王切開により出産しました。産まれた男児は健康で体重は1.385キログラム。

 

出産後に女性は子宮の修復手術を受け、5日後に無事退院しました。

 

生後6カ月検診の際、母子は再検査を受けましたが、健康状態は良好でした。

 

ブエ医師は今回のケースについて、子宮は帝王切開した部分は厚くなるが、その傷跡周辺は薄くなり、最終的に妊娠期間の子宮断裂を生じさせたと説明しています。

 

新唐人テレビがお伝えしました。         

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2016/12/30/a1304355.html(中国語)

(翻訳/赤平)

 

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