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米国務省「中国が北制裁のために何もしなければ、アメリカは独自の処置を採る」

2017年09月13日

【新唐人2017年9月13日】

アメリカのスーザン・ソーントン国務次官補代理は12日、議会で行われた聴聞会で、北朝鮮の挑発行為は受け入れられず、アメリカと国際社会は協力して北朝鮮に圧力を与えなければならない、もし中国とロシアが何もしなければ、アメリカは独自の処置を採る、と述べました。

 

ソーントン国務次官補代理は、北朝鮮が9月3日に6回目の核実験を実施したことは受け入れがたい挑発行為だと述べ、アメリカが北朝鮮を核保有国として認めることは永遠にない、と述べました。

 

ソーントン国務次官補代理:「北朝鮮が国際法に露骨に違反する行為を続けるのを、アメリカは許さない。北朝鮮にやったことの責任を取らせなければならない。」

 

11日には国連の安保理で北朝鮮への追加制裁決議が採択されましたが、中国とロシアの賛成を取りつけるため、もともとの草案よりも抑えた内容となっています。ソーントン次官補代理は、北朝鮮に圧力をかける戦略が功を奏すかどうかは、国際社会、とくに中国の協力にかかっていると指摘しました。

 

ソーントン国務次官補代理:「もし中国とロシアが何もしなかったら、我々は独自の手段によって問題を処理することをはっきりと示しておく。」

 

先月、アメリカは北朝鮮を援助している16の中国とロシアの企業と個人に対し、制裁を加えました。その中には中国最大手の朝鮮石炭輸入会社もありました。米財務省の官僚は、北朝鮮がいくら制裁を逃れようとしても、アメリカは違法な貿易行為を追跡することができ、もし中国が何もしなければ、アメリカは処置を採ると述べました。

 

エド・ロイス米下院外交委員長:「中国の主要な銀行を目標とすべきである。」

 

ロイス下院外交委員長は、アメリカは、北朝鮮と取引のある招商銀行や農業銀行など中国の主な銀行への制裁を含む、独自の手段を採らなければならないと強調しました。

 

テッド・ヨーホー下院外交委員会アジア太平洋部委員長:「我々がかつて実施した制裁には効果がなかった。だから我々は北朝鮮に対しより強大な圧力をかけなければならない。」

 

北朝鮮を追いつめるには、中国の銀行と北朝鮮の間の金の往来を断ち切るしかないことを、アメリカの議会も政府もよく承知しています。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2017/09/13/a1342096.html(中国語)

(翻訳/白白 映像編集/李)

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