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上海の保育園で日常的に虐待 当局は報道規制

2017年11月15日

【新唐人2017年11月15日】

中国最大のオンライン旅行会社で、上海市のシートリップ(Ctrip)園の教師らが、園児に暴行を加えている映像がネットで大きな話題になっています。

 

11月1日の映像によると、女性教師が女の子が背負っていたバックパックを地面に叩きつけた後、さらに頭を小突き、女の子はよろけて机の角に頭をぶつけました。11月3日の映像によると、10数人の子供達が椅子に座り、教師が何かを子供たちの口に入れています。するとそれを口にした途端、子供達は苦しそうな表情になり、大声で泣いている様子が映っています。

 

3日午後、同園に抗議をした保護者は、子供を預けた後、子供の身体に原因不明の傷ができたと訴えました。

 

保護者は、教師が子供達にワサビを食べさせていたと指摘します。ワサビを食べた子供が1時間に6回もお腹を下したと泣きながら訴えました。

 

この幼児虐待事件は社会的な注目を浴び、園を経営するシートリップ会社と管理機関は批判を浴びています。

 

上海市教育委員会の鄭丹萍(ていたんへい)は、問題の託児所の責任者は上海市婦女連合会だと述べています。

 

さらに多くの映像が出てきています。保護者の趙さんは「北京青年報」の記者に対し、保護者達が託児所の全ての監視カメラの映像を閲覧し、多くの子供達が虐待されていたことを知ったと述べました。8月9日に最初の虐待が発生し、同30日から頻繁に発生するようになったと話します。

 

趙さんは、事件が明るみになってから、管理責任者である上海婦女連合会からは一切接触がなく、謝罪もないと言います。

 

さらに信じられないことに、この問題を巡り報道規制が敷かれました。

 

「中国数字時代」11月11日付は、ネット報道管理所が、シートリップ園事件の報道とそれに関係するSNSを封鎖するよう命じた通達がネットに流出していると報じました。

 

ネットでは関連画像がSNSサイトから自動的に判別され削除されているといいます。

 

上海市民 程さん:「嘘ばかり報道してきた彼らは、ネットで攻撃されるのが怖いのでしょう。国民が怒るのが怖いから、全部削除しているのです。体制が変わらなければどうしようもありません。権力と金と体制が一体となっているのです。」

 

上海在住の作家 何永全さん:「この体制はちょっとでも風が吹いて草が動いただけで、怖くて仕方ないのです。だから、問題をできるだけ矮小化し、自分達の意に沿わなければ、抹殺するのです。それが長い間使ってきた手段です。」

 

中国メディアの報道によると、シートリップ園は5クラスあり、1クラスに6カ月から2歳の幼児が20人以上います。

 

現在、3人が拘束され、園長も捜査を受けています。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2017/11/13/a1350650.html(中国語)

(翻訳/白白 ナレーター/佐藤 映像編集/李)

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