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にきびーにきびを防ぐポイントは?

2010年04月16日

青春のシンボル、にきび。でも青春は欲しくとも、あばたは避けたいものだ。今回は漢方の立場から「にきび」を徹底分析。

漢方では、にきびを様々なパターンに分ける。代表的なのは、気が停滞したことによる「肝気鬱結」。そして、消化不良が招いた「胃火」である。胃火とは、胃の陽気が相対的に強まった状態を指す。
 
気が停滞した場合には、気の流れを促す「太衝穴(たいしょうけつ)」を押すのがお勧め。消化不良には、「大椎穴(だいついけつ)」だ。この「大椎穴」は、陽気の流れを良くする。つまり、強すぎる陽気を抑えるのに最適だ。
 
もちろんこれらは、「にきび」そのものに対する、いわゆる対処療法。漢方の根本原則は「うわべではなく、根本を治す」。つまり、「にきび」を招いた原因を除くのだ。例えば、乱れた食事がにきびを招いたのならば、それを改善しなくては。この点をお忘れなく。
 
※刮痧:水牛の角で作ったへらなどを用いて、背中や胸をこする。血管にたまっていた悪い血が皮膚のほうに出て来て、毒素が追い出される。

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