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世界移植大会「中国での臓器狩りは進行中」

2012年06月06日

 【新唐人2012年6月7日付ニュース】6月2日から6日まで、アメリカ・ボストンでは“世界移植大会”が開かれました。期間中、“強制臓器移植に反対する医師会” (Doctors Against Forced Organ Harvesting)はシンポジウムを開き、十字路に立たされている移植医学の現状について討論を行いました。イスラエルのラビー(Jacob Lavee)医師とカナダの人権派弁護士・マタス氏が参加者らに中国共産党による生きた法輪功学習者からの強制臓器摘出の現状を紹介しました。

 
イスラエル臓器移植協会の元主席・ラビー医師は、“中国の受刑者からの臓器摘出がイスラエルの移植新法に与える影響”のテーマで、イスラエル人の臓器移植ツアーをいかに有効に阻止できたのかについて語りました。
 
イスラエル臓器移植協会元主席 Jacob Lavee医師
「私のストーリは2005年からです。ある日、患者から尋常でない事を聞かされました。『適切な心臓を待ちきれないので、もう結構です。医療保険会社が2週間後中国での心臓移植手術を
手配してくれた』と言うのです」
 
ラビー医師は、心臓は摘出後寿命が数時間しかないため、事前に手術の手配ができるということは、殺人による手術のみが考えられると示します。
 
それからまもなく、カナダのマタス氏とキルガー氏が共同で“中国共産党の法輪功学習者からの臓器狩りに関する調査報告書”を発表。ラビー医師は中国ではなぜ移植手術が事前に手配できるのかが、この報告書から分かったと述べます。
 
その後、ラビー医師は大量の文章を発表し、法輪功学習者からの強制臓器摘出の事実を広く知らせます。努力の甲斐あって、目に見える効果があったと述べます。
 
イスラエル臓器移植協会元主席 Jacob Lavee医師
「イスラエルからの中国移植ツアーは2008年からストップしました」
 
 “血まみれの臓器狩り”の著者で人権派弁護士のマタス氏は、薄熙来と王立軍が法輪功迫害において果たした役目を紹介し、薄熙来の失脚の原因は共産党内部闘争だけではないと示しました。
 
カナダ人権派弁護士 デービッド・マタス氏
「中共の内部闘争の中で、我々は沈黙すべきではなく、傍観者になってはいけません。これは単なる内部権力闘争ではなく、全人類と関係があります。人道に反する罪と関わるので、我々とも関係があるのです」
 
マタス弁護士はまた、最新の調査では海外からの移植患者数は大幅に減ったものの、中国国内の移植手術の件数は返って上昇していると示しました。つまり、法輪功学習者からの臓器狩りはまだ続いているということです。このような人道に反する罪は法律で裁くべきだと強調します。
 
カナダ人権派弁護士 デービッド・マタス氏
「正義は我々が捜し求めているもので、正義が中国で実現できるかは我々一人ひとりと関係しています。今すぐ正義のために動くべきです」
 
 “強制臓器移植に反対する医師会”のノト(Damon Noto)報道官と法輪大法の報道官も別の角度から共産党当局による臓器狩りの実態の深刻さを紹介しました。
 
 
新唐人テレビがお伝えしました。
 
 
 

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