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中国強制労働収容所の暗黒と血腥

2012年12月15日
【新唐人2012年12月16日付ニュース】中国共産党による自国民に対する迫害の中でも、最も深刻なのが13年間続いている法輪功に対する弾圧です。九死に一生を得て、海外に逃れた法輪功学習者らが中国の強制労働収容所での経歴を語っています。ドイツからの報道をご覧ください。
 
 “法輪功迫害追跡調査国際組織”の不完全統計によると、1999年の迫害開始以来、中国の180余りの強制労働収容所が、10万人を超える法輪功学習者に対する強制労働による迫害に直接関与。うち、法輪功学習者を迫害し死亡させた収容所は69にも上ります。また、収容所では世界でもまれにみる数々の残酷な拷問が行われています。
 
在独学者・ジャーナリスト 鐘維光さん
「90年代後期以降、中国の強制労働収容所の中でも、人数が最も多く、最も深刻な迫害を受けているのが法輪功学習者です」
 
ノルウェー 法輪功学習者 戴英さん
「ある日の夜中、私を地下室に連れて行き、四肢と頭を押さえ、電気ショックを与えました。暗闇の中で複数の人が私の足や手、頭を押さえて、電気ショックを与えました。『人中穴』や頭部などの敏感部位に電気棒をあてます。当時は夜で暗かったので、わからなかったのですが、朝になると目が見えなくなっていました」
 
強制労働収容所や刑務所では、法輪功学習者を転向させるために数々の拷問が使われますが、その苦痛は、人間の忍耐力の限界をはるかに超えるものです。
 
ドイツ 法輪功学習者 徐侑琳さん
「まだ転向していないと、収容所の『集訓隊』に連れていかれます。『厳管隊』とも呼ばれます。そこでは極刑が行われます。学習者を殴り侮るなどさらに残酷なものです」
 
在独学者・ジャーナリスト 鐘維光さん
「共産党社会では、監獄で生活するようなものです。強制労働収容所は実際は地獄のような所です」
 
残酷な拷問のほか、金儲けのために法輪功学習者は奴隷のような強制労働を強いられます。刑務所や収容所で作られた衣類や帽子、ベッド用品、革靴、スリッパ、クリスマスライト、児童玩具、釣り道具などの製品は、アメリカやカナダ、オーストラリア、ヨーロッパなど世界各地に輸出されます。
 
ドイツ 法輪功学習者 徐侑琳さん
「多くの種類の仕事をさせられました。最も多かったのが割り箸の包装で、セーター編みもやりましたが、これらは海外向けの製品でした」
 
ノルウェー 法輪功学習者 李剣輝さん
「看守所では苦しい労働を強いられました。毎日朝7時半から始めて、夜12時までやらされます。1時~2時の時もあります。1日17~18時間労働します。拒絶すると警察は他の受刑者に命令して、暴力を振るわせます。革靴で手をぼろぼろになるまで、踏みつけさせたりします」
 
在独学者・ジャーナリスト 鐘維光さん
「共産党の迫害は手段を選びません。しかし、共産党の民衆への迫害に対し、西側社会は沈黙を選んでおり、多くは共産党を利用して、利益を得ようとしています。だから中国人は非常に残酷な状況に直面しているのです」
 
異見者への抑圧、特に異なる信仰を持つ法輪功学習者に対する抑圧において、強制労働収容所は共産党独裁政権の有力な道具となっているだけでなく、その背後にはさらに恐ろしい事実が隠されています。
 
ノルウェー法輪功学習者 李剣輝さん
「法輪功に対しては本当に死ぬまで迫害します。人として見ていません。他の受刑者や死刑囚よりも待遇が低く、さらに厳格で残酷なのです。『殺すこともできる』と警察が明言するほどですから」
 
ドイツ法輪功学習者 徐侑琳さん
「収容所に入れられてから何度も身体検査と採血を受けました。2004年下半期のある日、夕食後に突然知らされました。法輪功の人は全員衛生隊へ行って、採血するようにと言うのです。当時は不思議に思いました。いつもは午前9時~10時に採血していたからです」
 
法輪功学習者を死に至らしめるほど迫害する一方で、大量の時間と金銭をかけて、何度も身体検査や採血を行うのは、なぜでしょうか?
 
ナダ前アジア太平洋地区担当大臣 デービッド・キルガー
「この種の検査は彼らの健康のためではなく、彼らの臓器を検査し、外国人や金持ち中国人に売るためです」
 
ドイツ法輪功学習者 徐侑琳さん
「釈放されてから、2005年証人の証言を見ました。彼らは生きた法輪功学習者から臓器を摘出していたのです。これでやっと謎が解けました。当時北京で移植手術に失敗した人のためにすぐに臓器が必要だったのです」
 
強制労働収容所に監禁されている大量の法輪功学習者は、実際には臓器移植のための巨大な生体臓器バンクになっていたのです。生きた人の臓器を摘出して高額の利潤を得るといった、人類史上未曾有の犯罪行為は、すでに国際社会で大量に暴露されています。さらに、この問題に対する態度は、我々一人一人の良識に対する試金石でもあります。
 
宗教自由大同盟 Dan Fefferman主席
「彼らの臓器を摘出し、研究に用いています。さらには彼らの許しもなく、死に至らしめています。何と恐ろしい犯罪行為でしょう」
 
在独学者・ジャーナリスト 鐘維光さん
「中国の労働教養問題、中国社会の腫瘍であるこの問題を根本的に解決するには当然一党独裁体制を廃止し、集権主義を廃止することです」
 
中国共産党というこの悪夢から脱却しない限り、中国人が真の幸せと自由を手に入れることはできません。
 
新唐人テレビがお伝えしました。
 
(翻訳/松本 編集/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)

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