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衣食住全てが凶器 子供たちの悲鳴

2012年12月22日
【新唐人2012年12月23日付ニュース】中国では社会の隅々に数々の予測できない危険が潜んでいます。往々にして無防備な子供たちが犠牲になりがちです。最近続く学校襲撃事件はもっとも直感的な一例ですが、実はもっと気づかれない危険に晒されています。
 
衣食住と交通手段。生活の必需品であるこれらが、中国では知らないうちに子供たちに害を与える凶器となっています。
 
先ずは交通手段。中国では厳格な監督管理と使用制度の欠乏により、スクールバスが老朽化し、定員オーバー、スピードオーバーなどによる事故が頻発しています。報道によると、2009年3月、北京ではスクールバスが事故を起こし、2人が死亡、3人が負傷、定員49人のバスに81人を乗せていたのでした。2011年10月、湖南省婁底市では定員11人のスクールバスに32人を乗せ、児童4人が死亡し、26人が負傷。
 
同年11月、甘粛省正寧県では定員9人のワゴン車を改造したスクールバスが64人を乗せ、ダンプカーと衝突。幼稚園児20人が死亡し44人が負傷する大惨事となりました。
 
食品や薬品にも危険が潜んでいます。頭が大きくなる毒ミルクやメラミン入り粉ミルク、細菌や化学品が基準値を超えるおやつ。安全のため、多くの親たちはやむなく高値の輸入食品を買うしかありません。しかし、毒ワクチンの出現は防ぎようがありませんでした。
 
学校建築と言うと、多くの人は2008年の四川大地震を思い起こすでしょう。手抜き工事のせいで多くの学校が廃墟と化し、多くの幼い命が下敷きになりました。
 
では、子供たちが遊ぶおもちゃや毎日身にまとう衣類は安全でしょうか。2012年5月、湖北省黄石(こうせき)市で抜き取り検査をしたところ、児童衣類の合格率はわずか33%だったそうです。広東省広州市の検査では、児童衣類の37%が不合格で、うち2%からは基準値を上回るホルムアルデヒドが検出。ホルムアルデヒドは白血病を引き起こす可能性があると言われています。
至る所に危険が潜む衣食住と交通手段以外にも、子供たちに危険をもたらす要因は他にもたくさんあります。
 
先進国では、子供たちは手厚い保護を受けています。例えば、カナダではスクールバスによる死亡事故はゼロ。アメリカでもスクールバスの安全指数は自家用車やバスの40倍です。他にも、子供たちの権益は法律によって厳しく護られています。
 
 “台頭した大国” を自称する中国で、子供たちが度々被害者になるのはなぜでしょうか。ゆがんだ発展モデルと、官僚優先の体制が至る所に浸透しているとの分析もあります。生存のために日々もがいている一般庶民とは対照的に、官僚は特別供給食品と特別医療を享受し、その子女も海外で豪邸に住み、高級車を乗り回しています。庶民の子供は生まれた時点ですでに負け組みになっているのです。
 
新唐人テレビがお伝えしました。
 
(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)
 
 

 

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