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中国の『地獄』から米国に届いた手紙

2012年12月27日
【新唐人2012年12月28日付ニュース】世界中に溢れかえる中国製品。しかし、メイドインチャイナの商品を買うとき、“これらの商品がどこでどのように作られたのか”を考える人はどれほどいるのでしょうか。近日、アメリカの新聞が驚きのニュースを報道しました。地元市民が購入したハロウィン用の装飾品に、中国遼寧省瀋陽市の強制労働収容所からの手紙が入っていたのでした。
 
アメリカの新聞“オレゴニアン”の12月25日の報道が人々を驚かせています。地元市民・ジュリー・キースさんが今年10月、娘の5歳の誕生日パーティに使おうと、1年前に29.99ドルで購入したハロウィン用の装飾品を取り出したとき、発泡スチロールに8つ折にして挟んである手紙を発見。
 
手紙には彼らは“遼寧省瀋陽市の馬三家強制労働収容所第ニ所第8大隊に不法監禁されている人たちで、この装飾品の製造者でもある”と書かれています。
 
彼らのほとんどは無実の法輪功学習者で、不法に監禁され、毎日15時間以上の強制労働を強いられています。1ヶ月間休みなしで奴隷のように働いて、もらえるのはたったの人民元10元。少しでも怠(おこた)ると、拷問や体罰などの虐待を受けます。
 
手紙には差出人の署名はないものの、冒頭から“この商品を買った人は、必ずこの手紙を人権組織に伝え、迫害を受けている数千人の無辜の人たちを救い出してほしい”と書かれています。
 
命がけのこの手紙を見たキースさんは、驚いてしまいました。その後、自身のFacebookに手紙の写真と共に、この驚きの情報を掲載しました。これを目にした友人らもまたこの情報の伝播に手を貸してくれました。
 
事件の経緯を報道した“オレゴニアン”によると、米国移民税関捜査局(ICE: U.S. Immigration and Customs Enforcement)の国土安全調査局がすでに調査を展開しているそうです。アメリカの法律では、強制労働で作られた製品の輸入は禁止されています。
 
また報道によると、ヒューマン・ライツ・ウォッチHuman Rights Watchの中国事務部のリチャードソン(Sophie Richardson)主任は、この手紙は、同組織がすでに把握している中国の労働教養制度に関する情報の裏付けであると示しました。中国では“司法手続きもないまま、任意に法輪功学習者を監禁し迫害を加える”ことができるのです。
 
新唐人テレビがお伝えしました。
 
(翻訳/坂本 ナレーター/大口 映像編集/工)
 
 

 

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