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中国の『地獄』―馬三家強制労働収容所(2)

2012年12月29日
【新唐人2012年12月30日付ニュース】ハロウィングッズに隠された中国遼寧省の馬三家強制労働収容所からの助けを求める手紙がアメリカで発見された事は、アメリカ社会に衝撃を与えています。馬三家強制労働収容所に1年4ヶ月間監禁され、迫害を受けた元臨床内科医・潘奇さんによると、強制労働は迫害の一部分に過ぎず、もっと恐ろしいのは信念を捨てさせるために精神病薬物を投与され、少なくとも法輪功学習者30数名が馬三家強制労働収容所で精神異常になったといいます。
 
明慧ネットの不完全統計によると、2010年4月から、少なくとも30数人の法輪功学習者が迫害によって精神異常をきたしています。精神が崩壊して収容所で死亡するケースもあり、2006年に死亡した法輪功学習者・蘇菊珍さんがその一例です。
 
大連の元臨床内科医 潘奇さん
「彼女はぼーっとした目で、私を見ていました。何の表情もありません。『どうしたの?』と聞いても、魂がなくなったかのようで・・・私が誰かわからないのです。彼女を抓みながら、『私が誰か見て』と言っても・・・」
 
その後しばらくして、潘さんも同じ目に遭います。
 
大連の元臨床内科医 潘奇さん
「病院に連れて行かれると、『転向していないか』と聞かれ、『修煉は間違っていない、私は病気じゃない』と、私『転向しないのは精神病だ』と彼、数人が私をベッドに押え、うち一人がスプーンに薬をのせ、スプーンの上で混ぜてから私の鼻をつまみ、息ができないうちに口から注ぎいれました』
 
他にも、収容所では法輪功学習者らに信念を捨てさせるため、様々な卑劣な手段が使われます。
 
大連の元臨床内科主治医 潘奇さん
「彼らは師父の写真を地面に置き、私を持ち上げて、師父の写真の上に乗せました。私の手と足を踏み、体を踏みつけました。私が体を起こすと、その部位を踏みつけます。転向しなさいと言われます。そしてスタンガンで電撃します。一番耐えられないのは師父に対する侮辱です」
 
転向を拒んだ潘さんは、監禁期限をさらに3ヶ月延長され、精神が朦朧になるまで迫害を受けました。不明薬物の投与で胃や腎臓に異変が生じたため、怖くなった収容所側が家族を呼びつけ、釈放。2007年にタイに渡り、その後、紆余曲折を経てアメリカに渡りました。
新唐人テレビがお伝えしました。
 
(翻訳/坂本 ナレーター/大口 映像編集/工)
 
 

 

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