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【禁聞】欧州議会で臓器狩り停止の呼びかけ

2013年02月04日

 【新唐人2013年2月5日付ニュース】欧州議会副議長エドワード・マクミラン・スコット氏と国際組織”代表なき国家民族機構“は1月29日、”中国共産党の信仰に対する迫害――恐怖の物語“というテーマの国際会議を行いました。欧州議会議員、人権組織代表者、専門家および生体臓器狩りの証人などが招かれ、中国共産党による臓器狩りの制止を呼びかけました。

 
会議に招かれた3人の発言者が、異なる角度から臓器狩りの真実性とその規模について述べました。ロンドン在住のジャーナリストで中国問題専門家のイーサン・ガットマン氏とドイツから来た医学教授・李会革氏は詳細な独立調査データを示し、中国での臓器移植の増加速度と規模が非常に疑わしいことを実証しました。これと同時に労働教養所から出所したファルンゴン学習者へのインタビューや中国にかけた調査電話などが、良心の囚人からの臓器狩りの存在の事実をさらに直接的に証明しています。
 
新疆ウイグル自治区出身の外科医・アニワル・トフティさんは、死刑囚から臓器を摘出した経験があります。当時、死刑執行人は臓器摘出の時に受刑者がまだ生きているよう、故意に銃弾を外していたそうです。この殺人に近い経験は、トフティさんの悪夢となりました。
 
ウイグル人外科医 アニワル・トフティさん
「これは私の医師としての職責の冒涜で、何年も心の上に重くのし掛かっています」
 
マクミラン・スコット氏は、1942年、ワルシャワの強制収容所から逃げ出したポーランド人の若者の証言を聞いたアメリカ最高裁判所の裁判官の例を挙げます。
 
欧州議会副議長 エドワード・マクミラン・スコット氏
「インタビューの後、この慎重な裁判官はメディアに対し、『若者が嘘をついているとは言っていない、この若者の話が信じられないと言っただけだ。これは別のことだ』と話しました」
 
70年後の今、政治的異見者、特にファルンゴン学習者に対する臓器狩りの犯罪が暴露されて6年が過ぎたものの、国際社会に広く注目されることはありませんでした。欧州議会“2011年世界民主人権報告(Human Rights and Democracy in theWorld)の発表者レオニダスドンスキス(LeonidasDonskis氏は、”信じ難い“というのが原因の一つだと述べます。
 
欧州議会議員 レオニダスドンスキス
「人々は文明的な国家で、この様な事がまだ起きていることが信じられないのです。欧州や北米の人々にとって、この様な人間性に反する犯罪はナチスと同じなのです」
 
しかし、臓器狩りに沈黙する原因はこれだけではありません。
 
欧州議会議員 トンネ・ケラム氏
「原因は中国の成長力が非常に印象的だからです」
 
ウイグル人外科医 アニワル・トフティさん
「経済利益、つまりお金がないときに人権は隅に押しやられてしまいます。これは西側世界の悲哀です。この様にすべきでないと思います」
 
一方、臓器狩りの主要な被害者となっているファルンゴン学習者たちは、平和的な方法で臓器狩りの制止を絶えず国際社会に呼びかけています。
 
法輪大法情報センター 張而平代表
「我々は国連を含む国際社会、特に西側諸国の各国政府がこの犯罪を公に非難することを望みます。この残虐行為を早く停止させたいです」
 
一方で経済利益の誘惑、一方では被害者たちの強い呼びかけ。欧州議会の議員は、この利益と人権のバランスの中で議会にも職責があると示します。
 
欧州議会議員 レオニダスドンスキス
「これは人間性に反する犯罪です。大声で訴えるべきで、これはハーグ国際法廷に送られるべき犯罪です」
 
欧州議会議員 トンネ・ケラム氏
「道徳が破壊されています。もし我々が知り得たことに厳粛に対処しなければ、我々は現在起きている事に対し、道徳と政治の上で責任を取らなければなりません」
 
中国問題専門家のイーサン・ガットマン氏は、中国で臓器移植を受ける行為を違法行為と定めることが、唯一の解決方法だと指摘します。
 
中国問題専門家 イーサン・ガットマン氏
「あなたが誰であっても、どれほど苦しくても、もしあなたが中国で臓器を手に入れたら、その臓器がどこから提供されたのか、どのようにして入手したのか分かりません。あなたは罪人で、刑務所に行ってもらいます。これは現在唯一の処理方法です」
 
ある議員は、このような国際会議を開くことは、国際社会に対する棒喝に等しく、臓器狩りの罪悪が明らかになるときには、世界中が驚愕させられるだろうと示しました。
 
新唐人テレビがお伝えしました。
 
(翻訳/赤平 編集/坂本 ナレーター/藤坂 映像編集/工)
 

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