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酒井法子覚せい剤事件から見る日中価値観の違い

2010年02月18日

【新唐人2009年11月12日付ニュース】11月9日、覚せい剤取締法違反の罪により、懲役1年6カ月、執行猶予3年の判決が言い渡された元アイドル歌手で女優の酒井法子被告。かつての清純のイメージは完全に崩れ、日本での復帰は極めて難しくなった元アイドルスターの酒井法子被告だが、中華圏では、彼女の復帰を歓迎する声が上がっている。

夫の高相祐一が8月に東京渋谷の路上で職務質問され、覚せい剤使用・所持容疑で逮捕・起訴された。妻の酒井被告は現場に駆けつけた直後に姿を消した。6日にわたる“逃亡”劇の末、自ら出頭した。その後、覚醒剤所持、使用の罪で起訴された。一連の騒ぎは、日本、中国、台湾、香港のファンたちを唖然とさせた。アイドルスターの清純なイメージが一夜にして崩れ落ちた。

11月9日、酒井被告には懲役1年6カ月、執行猶予3年の判決が言い渡され、中華圏でも相次いで報道。多くのメディアは判決が軽すぎるとのタイトルでトップニュースに。日本の法律は比較的に甘いと見られているが、日本社会の道徳規範は華人社会より厳しい。特にうそをつく、信頼を裏切るなどの人間の最も基本的な倫理道徳に反した場合は相当厳しい批判を招く。

フランス国際放送(RFI)も事件について論評を発表した。酒井被告は事件当初逃亡を続け、出頭後も最初は覚醒剤の使用を否認した。専門家は、6日間の逃亡は血液中の覚せい剤成分が3日から5日で消えるのを待っていたのではと分析。警察側が頭髪の検査を準備していたとき、酒井は自ら容疑を認めた。

東京地裁の12分間の判決の中、村山浩昭裁判官は「犯行の発覚を免れようと、各地を転々と逃走するなど卑劣」と非難した。

酒井法子のヒット曲「碧い(あおい)ウサギ」の歌詞にはこのような一句がある。「碧いうさぎ ずっと待ってる 独りきりで震えながら  淋しすぎて 死んでしまうわ 早く暖めて欲しい」。「震えている」酒井が記者会見で大粒の涙を見せ、更生の決意を表明したが、日本の世論は「碧いうさぎの涙」と皮肉った。一方、中華圏では公判の判決が出る前から、彼女の復帰を望む声が高い。このことは日本の週刊誌にも取り上げられ、大手メディアは華人社会の反応を怪談として捉えている。

報道によると、いずれにしても酒井被告が執行猶予期間中に日本を離れて中国で復帰することは極めて困難。日本での復帰も、覚醒剤をきっぱりやめられるかどうか、裁判所での約束を守れるかどうかにかかっている。もしできなければ、彼女の嘘つきのイメージは固定されてしまい、復帰は二度と不可能になるだろうと報道は指摘した。

http://ntdtv.com/xtr/gb/2009/11/12/a378387.html#video  (中国語)

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