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馬三家の血と涙 中国メディアが初めて暴露

2013年04月09日

 【新唐人2013年4月10日付ニュース】中国の各大手ポータルサイトが4月7日、“馬三家から脱出”と題する調査報告を大々的に報道しました。文章は遼寧省馬三家強制労働収容所で行われている拷問の実態を暴いています。これは労働教養所の中で行われている知られざる内幕に対する中国メディアによる初めての詳細な報告です。文章が読者に与えた衝撃は作者の想像を遥かに超えるものです。

 
文章は掲載後、複数のポータルサイトに転載され、網易(もうい)だけでも2日間で200万を超えるアクセスがありました。ネットユーザーらは憤慨を示したほか、怒りの矛先をこのような労働教養制度を作り出した当局に向け始め、その怒りは当局のコントロールをも超えるものでした。8日、網易などに転載された文章は急きょ削除され、原文を発表した雑誌「レンズ」もやむなく文章を取り下げました。では、一体どんな内容が書かれているのでしょうか。
 
62歳の王桂蘭(おうけいらん)さんが、馬三家強制労働収容所の鉄の門から出ました。門を出る前、好ましくない物品の持ち出しを防ぐため、警備員が体の隅々までチェックを行います。しかし、王さんは同じ雑居房に監禁されていた劉華さんが書いた「労働教養日記」を膣の中に隠して、外部に持ち出しました。警備員のチェックの関を無事乗り越えると、全身に冷や汗をかきました。
 
中国の雑誌「レンズ」が発表した“馬三家から脱出”と題した文章は、陳情者数名が九死に一生を得て馬三家から脱出した経歴を書き記しました。
 
王桂蘭さんもその中の一人でした。2011年9月、王さんは命の危険を冒しながら「労働教養
 
強制労働、体罰、小部屋に監禁、スタンガンによる電気ショック、吊るしあげ、拷問椅子、死人ベッド。これらの残虐極まりない拷問は、馬三家では日常茶飯事です。
 
ミニブログ上の人気者“保印税新聞”さんは、“人間地獄”と形容し、憤りを隠しません。
 
馬三家の闇を暴露したこの調査報告は、捜狐、網易などのポータルサイトに転載されると、瞬く間にアクセスが殺到し、ユーザーの間で広く討論される話題となりました。
 
あるネットユーザーはミニブログでこうつぶやいています。“馬三家を思い出すと、深夜でも眠気がなくなる・・・今日から英語の勉強を頑張ろう。この国にはもう住めない。機会があれば必ず移民する”
 
 “深夜に馬三家の調査報告を見て、身ぶるいがした。悪魔に取り付かれたかのように、眠ることができない”
 
 “堂々たる天朝が旧社会よりも暗黒だったとは。21世紀の中国とは信じられない”
 
文章を読んだ多くのネットユーザーが眠れない夜を過ごしました。
 
近代史学者の章立凡(しょうりつぼん)さんもミニブログにこう書き記しました。“確認の結果、これは国内外敵対勢力によるデマでないことがわかった”
 
新唐人テレビがお伝えしました。
 
(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)
 

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