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中国の漢方薬材7割から残留農薬

2013年06月30日

【新唐人2013年06月30日付ニュース】国際環境保護団体“グリーンピース”が近日発表した調査報告によると、北京の同仁堂や雲南白薬(うんなんびゃくやく)などの有名ブランドの漢方薬材から、大量の残留農薬を検出したそうです。中には基準値を500倍以上超えるものもあり、また一部からは複数の使用禁止農薬が検出。これらの農薬は毒性が強く、人を死に至らせる場合もあるそうです。

 

6月24日午後、国際環境NGO“グリーンピース”が北京で“漢方薬材の農薬汚染調査報告”を発表し、中国の漢方薬剤はその栽培過程において農薬に対する依存度が非常に高いと指摘しました。

 

「グリーンピース」香港 食品安全と農業プロジェクト 連主任

「中国の8都市と香港で、65の漢方薬材に対し、サンプリング検査しました。9つの重要ブランドからサンプリングし、有名な北京の『同仁堂』『雲南白薬』 広州の『采芝林』などもサンプリングリストに入っています」

 

今回サンプリング検査した九大漢方薬ブランドは、同仁堂、雲南白薬、胡慶余堂、ダフニー、九芝堂、天士力、采芝林、宏済堂、張仲景。サンプルの7割から複数の残留農薬が検出されました。

 

「グリーンピース」香港  食品安全と農業プロジェクト 連主任

「まず、多くのサンプルに農薬が残留していました。中には使用禁止されているカルボフラン 、チメットなども含まれ、これらは毒性の強い農薬で、人が摂取すると死に至る場合もあります。次に、一部残留農薬は基準値を超えています。我々はEU基準に基づいていますが、多くがこの基準を大きく超えています」

 

連主任によると、北京同仁堂の“三七花”からは、39種類の異なる残留農薬が検出されましたが、うち一種は基準値を518倍も超えていたといいます。また、張仲景薬店の“貢菊”からは35種、雲南白薬の“金銀花”からは21種の残留農薬が検出されたそうです。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/06/26/a920943.html (中国語)

(翻訳/坂本 ナレーター/佐藤 映像編集/工)

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