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杜斌氏保釈へ 友人ら外界の救助に感謝

2013年07月10日

【新唐人2013年7月10日付ニュース】中国の馬三家強制労働収容所の拷問の実態を明かした事で、ニューヨークタイムズの元契約カメラマン・杜斌(とひん)さんが5月31日、北京国家安全部門に秘密裏に逮捕されました。家族と友人、および外界の絶え間ない呼びかけによって7月8日に保釈されました。友人で人権活動家の胡佳(こか)さんが、外界の救助に感謝の意を述べました。

 

杜斌さんの状況にずっと注目していた北京の人権活動家・胡佳さんが8日夜、我々の取材を受けた際、杜斌さんがすでに保釈され、友人らと一緒にいることを明らかにしました。

 

北京の人権活動家 胡佳さん

「今一緒にいます。本当に嬉しいです。今 多くの人が喜んでいるはずです。ネット上でも多くの人が歓声を上げています。今年のすべての大事件の中で、杜さんの状況に対する関心度が最も高かったのですから」

 

胡さんは外界および家族の努力に感謝の意を述べます。

 

北京の人権活動家 胡佳さん

「これはとても重要な事で、浦志強さんなどの中国の弁護士らも皆介入しています。杜さんの家族、特に妹には敬服しています。兄のために毎日訴えていましたから、家族の努力は彼にとっては強固な戦線になっています。ご存知のように、家族にメスを入れるのは中共の常套手段ですから」

 

杜さんが保釈された原因については、“当局が杜さんを逮捕した事で引き起こした反響が予想以上に強かった為”だと、胡さんはツイッターで分析しています。また、“天安門事件記念日”と“7月1日”という敏感時期が過ぎたことも原因の1つとして挙げています。

 

杜斌さんはドキュメンタリー映画『鬼の頭上の女性』の制作、および新書『天安門虐殺』の出版で中国共産党当局の二つのタブーである法輪功と天安門事件に触れました。このことは外界からも注目され、逮捕の主な原因であると見ていました。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/07/09/atext927830.html  (中国語)

(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)

 

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