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【外人が見る中国】NY試写会でトニー・レオン氏を取材

2013年08月18日

【新唐人2013年08月18付ニュース】ブルース・リーの師匠で、詠春拳の達人でもある「叶聞」を描いた、伝記映画「グランド・マスター」の試写会がNYで開かれました。監督や豪華キャストらが出席し、NY上映の為に宣伝を行いました。本局の外人キャスター・郝毅博が主人公を演じたトニー・レオン氏に取材を行いました。映画に対する感想を聞いてみましょう。

 

皆さん今日は、郝毅博です。アジアにいる方なら数ヶ月前に、ウォン・カーウァイ監督のアクション映画「グランド・マスター」をご覧になったのかもしれません。米国ではこれから上映されます。

 

8月14日、「グランド・マスター」の主人公「叶聞」を演じた、香港の俳優トニー・レオンさんがNYの試写会に出席したので、記者会見で私もいくつか質問をする事ができました。

 

郝毅博

「この映画では多くの中国伝統文化が表現されていますが、我々外人観客に映画から中国のどんな伝統が学べるか、教えてください」

 

主人公「叶聞」役 トニー・レオン氏

「この映画は単なるアクション映画ではなく、中にはアクションの他、中国のカンフー文化やあの時代の伝統や美、我々が失ってしまった、多くのものが含まれています。この映画を観て観客の皆さんが新たに我々の伝統を理解してほしい」

 

映画の影響で、レオンさんもカンフーへの研究をもっと深めました。

 

主人公「叶聞」役 トニー・レオン氏

「映画の撮影終了後、多くの民国時代武術界の武侠小説を読みました。あの時代の武術の世界、彼らの文化、伝統がもっと知りたかったからです。

 

レオンさんとウォン監督はこの映画の為に時間をかけて、叶聞の研究を行いました。撮影のとき、ウォン監督はレオンさんに叶聞とブルース・リーの特徴を混合するよう求めましたが、これはなぜでしょうか?

 

主人公「叶聞」役 トニー・レオン氏

「ブルース・リーは師匠・叶聞の影響を大きく受けていると思います。多くのインスピレーションは師匠・叶聞が与えたものです。叶聞の偉大なところは彼の身体能力ではなく、彼の智慧とカンフーに対する理解、彼の知識 ビジョンなどです。だから叶聞の若いときもブルース・リーのように、カリスマで自信に満ち、パワフルだったと思います。彼は裕福な家庭に生まれたので、40歳までは悩みもなく、カンフーは好きだからやっていて、お金のためではなかったのです。だから私の想像では彼はブルース・リーのようだったと思います」

 

叶聞はパワフルで、面白い一面と上品な紳士の一面も持っています。

 

主人公「叶聞」役 トニー・レオン氏

「彼の一部写真を見ましたが、武術者には見えず、学者のようで、文芸気質のある人に見えました。とても洗練された人です」

 

この種の上品さは中国カンフーの博大な精神をも表しています。

 

主人公「叶聞」役 トニー・レオン氏

「これは一生のもので、三ヶ月練って得られるものではなく、三ヶ月では、基礎的な動作は学べますが、精神面のものは一生を通じて、向上していくものです。ああ、カンフーはこういうものかと思うようになりました」

 

勿論トニー・レオンさんが映画で演じた叶聞もこの精神を表しています。「グランド・マスター」は8月23日にニューヨークとロサンゼルスで上映され、8月30日からは全米で上映されます。本日はここまで。この映画をご覧になった方は私のFacebookで、感想をシェアしてください。

 

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/08/15/atext949717.html  (中国語)

(翻訳/坂本 映像編集/工)

 

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