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湖北省の河で魚が大量死

2013年09月09日

【新唐人2013年09月08日付ニュース】中国湖北省武漢市の飲用水源である府河(ふが)で最近、大量の魚の死骸が発見されました。調査の結果、化学薬品工場による汚染物質の排出が原因だとわかりましたが、企業側は汚染は自分達だけの責任ではないと主張。一方、地元当局はメディアを通して、飲用水の品質には影響がないと発表しました。

 

府河の川一面に大量に浮かぶ大量の魚の死骸。新華社9月4日の報道によると、作業員300人が長さ40キロの府河で、魚の死骸10トンを回収。河の魚はほぼ全滅したと伝えられています。

 

主要な汚染源であると言われている化学薬品工場“湖北双環科技有限公司”は6日、汚染事件について謝罪を行い、府河に排出した汚染水中のアンモニア窒素の濃度が、基準値を大幅に上回っていたことを認めました。

 

しかし企業側は、府河の汚染責任は全てが自分たちの罪ではないと主張。その理由として、調査の結果、地元の他の企業でも基準値を超える汚染水を排出していたことが明らかになったことをあげています。また、府河沿岸の町には汚水処理施設がないため、農業生産による汚水や生活排水も未処理のまま、直接川に流れ込んでいるそうです。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/09/06/a962759.html (中国語)

(翻訳/赤平 編集/坂本 ナレーター/佐藤 映像編集/工)

 

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