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新快報が挑戦状「記者を釈放せよ」

2013年10月25日

【新唐人2013年10月25日付ニュース】中国広東省の日刊紙“新快報”が23日、トップページに湖南省長沙市警察に刑事勾留された記者・陳永洲さんの釈放を求める大きな文字の見出しを掲載しました。陳永洲さんは大手建設機械メーカー“中聯重科”の不正疑惑を報道したことで、長沙市警察に身柄を拘束されました。警察に挑戦状を叩き付けた新快報の勇気ある行動は、中国のネット上で大きな反響を呼んでいます。

 

新快報は23日、1面に“釈放してください”との大きな3文字を掲載し、その下の目立つ所に“弊社は小さくても少しばかりの気骨はある”と警察に挑戦状を叩き付けました。

 

新快報は文章の中で、陳永洲記者は中聯重科の経理問題の不正疑惑を報道したことで、10月19日、“商業信用毀損”容疑で長沙の警察に省を跨いで連行されたことを明らかにしています。23日、数日間の沈黙後、新快報はついに勇気を振り絞って警察に記者の釈放を求め、24日には“再び釈放を求める”の大きなタイトルを掲載しました。

 

新快報はミニブログ(微博)でこう嘆いています。“我々は責任を持って報道を行えば問題ないとずっと思ってきた…しかし、我々が単純すぎたことを事実が証明してくれた”

 

新快報の挑戦状は中国のミニブログ(微博)などのソーシャルメディアで共鳴を呼び、多くのネットユーザーも“新快報は気骨がある”と讃えています。“これは歴史を作る1面だ。これは正義の邪悪勢力に対する鞭笞(べんち)だ”

 

新快報は法的手段で記者の取材と報道の権利を守ると示しています。陳永洲記者は、ここ数ヶ月間で刑事勾留された二人目の新快報記者です。今年8月には、実名で官僚の不正を告発した記者・劉虎(りゅうこ)さんが逮捕されています。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2013/10/23/atext989560.html   (中国語)

(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)

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