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ロック大使の辞職表明に中国庶民が議論

2013年11月22日

【新唐人2013年11月22日付ニュース】アメリカのゲイリー・ロック中国大使が20日声明を発表し、来年初めに大使の職を辞任し、アメリカに戻る意向を発表しました。この事は中国のネット上で大きな話題となっています。

 

ロック大使は今月初めに辞任の意向をオバマ大統領に伝えたそうです。

 

今年63歳のロック大使は、初めての中国系米国人中国大使で、2011年の就任時話題になりました。当時、中国大使を務めるのは生命のなかの誉れであり、アメリカ国民を代表して中米関係の為に努力すると意気込みを見せていました。

 

資料によると、ロック氏が中国大使に就任して以来、アメリカの対中国輸出が増加し、ビザの待ち時間も大幅に短縮し、渡米した中国人の数も以前より増えています。

 

去年、中国では共産党に激震を走らせた二つの事件が発生しました。重慶市公安局長・王立軍の米領事館駆け込み事件と盲人弁護士・陳光誠氏が北京のアメリカ大使館に助けを求めた事件。いずれもロック大使の在任中に発生した事件で、米中関係が一度冷え込みました。ロック大使の斡旋で、陳光誠氏は家族とともに無事アメリカに渡りました。

 

ロック大使は、中国の人権派弁護士に協力することや敏感地帯であるチベットと新疆を訪問することは、アメリカの価値観を体現する行為であると示しました。

 

ロック大使の辞任表明は中国のネット上でも大きな議論を巻き起こしています。大使の辞任は北京の大気汚染に耐えられないからで、シアトルに戻って最初にする事はたぶん肺を洗浄することだろうとの大気汚染を皮肉る書き込みも現れています。

 

中国大使の職についてわずか2年半のロック氏ですが、中国共産党高官とは対照的な、謙遜で素朴な振る舞いが中国の人々に強い衝撃を与えました。

 

中国のネット上ではロック氏の庶民ぶりが伺える写真が広く転載されています。リュックサックを背負ったロック氏がシアトル空港のスターバックスでコーヒーを買う為に列に並び、しかも、割引券を使っていたそうです。

 

大使の辞任後についてはまだ言及されていませんが、シアトルに戻って家族とともに過ごしたいと述べています。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

 

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2013/11/20/atext1008496.html   (中国語)

(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)

 

 

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