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罰金地獄 女性運転手が服毒自殺

2013年12月04日

【新唐人2013年12月4日付ニュース】報道によると、河南省の交通部門は、不法に巨額の罰金を巻き上げているそうです。事前に買わせる罰金のフリーパスもあります。先日、あるトラックがそのフリーパスを持っていたにもかかわらず、罰金を要求され、車の持ち主は絶望のあまり、その場で服毒自殺を図りました。

 

11月14日、河南省のある道路で、大型トラックが積載オーバーの疑いで、複数の交通部門から罰金を求められました。運転手は、10月29日に買った罰金のフリーパスを提示しましたが、当局は、罰金のフリーパスは値上がりすると述べ、暗に罰金を支払うよう求めました。

 

車の持ち主は絶望のあまり、その場で服毒自殺を測りましたが、当局は「お前が死んでも、我々には関係ない」と言い放ちました。

 

河南省 候さん

「長年の怒りが爆発して、服毒自殺したのでしょう。トラック運転手は生活が苦しく、絶望しています」

 

運転手の話によると、罰金のフリーパスを提示しても、当局は取り合ってくれなかったそうです。しかも今回だけでなく、前の月も数万元の罰金を求められていました。

 

河南省 李さん

「理不尽なことを訴える場所もありません。追い詰められて、自殺したのでしょう」

 

当局は、車の持ち主に前もって、積載オーバーの罰金を支払わせています。車1台につき、年間3000元、さらに月間も3000元です。

 

河南省 候さん

「当局の人間は好き勝手に取り締まりをやり、私腹を肥やしています。運転手は税金の他、警察や交通局に毎月 お金を納め、多くの部門に罰金を払います」

 

国営テレビも事件を報道しましたが、状況は改善していないと候(こう)さんは指摘し、政府のウソは、誰もが知っていることだと述べました。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/12/02/atext1015760.html(中国語)

(翻訳/河合 ナレーター/佐藤 映像編集/蒋)

 

 

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