HOME > ニュースページ > マイクロニュース > 詳細

有人月探査機「嫦娥5号」をめぐる論争

2013年12月10日

【新唐人2013年12月10日付ニュース】12月5日 、「新民週刊」が突然上海航天技術研究所内部からの話として、中国の宇宙開発計画は重要な調整局面を迎え、進めていた月の有人探査の準備スピードが落ちていると伝えました。目下の月探査の計画は「嫦娥3号」が月面に到着し、「嫦娥4号」もすでに着手しているので、予定とおり打ち上げ、有人探査の模擬テストを実施し、地面に戻ってくる予定ですが、「嫦娥5号」の開発は中止され、月探査計画は一段落するとのことです。

 

この情報が発表されるともう大騒ぎです。「人民網」が先頭に立って、「デマ」を否定し始めました。中共の狙いは明らかに政治宣伝で、「嫦娥3号」の政治宣伝効果を維持するために、世論戦を行っているだけです。月に上ることは最新技術でもなく、米国が上ったのは1969年で、旧ソ連もその技術があっても、実行しなかっただけでした。

 

「新民週刊」によると、「嫦娥5号」の中止は国力の問題で、同時に複数の宇宙プロジェクトを保持できないため、月探査計画を中止する可能性があるとのことです。あまりにも多くの面子プロジェクトを行ってきたので、すでに曲がり角に来ているのです。突撃ばかりできないので、一部計画を守るしかないのです。

 

二つ目の原因は、旧ソ連の技術を譲り受けるやり方がもうできなくなったのです。ウクライナから譲り受けられる宇宙・航海技術もなくなり、ロシアは泥棒でも防ぐかのように中共を警戒しています。旧ソ連時代に既に月に上る実力があったものの、実行しませんでした。中共が月に上るためには独自の一連の実験が必要です。現在の中共の汚職腐敗の度合いから見て、これは危険で浪費でもあり、失敗が頻出する過程でもあります。中共には耐えられない過程でしょう。

 

三つ目の原因は未知の問題だからです。米国はなぜ「アポロ17号」以降から月面上陸をやめたのか、ソ連はなぜ試みすらしないのか、月面にはいったい何があるのか、これらはすべて神秘的なことです。バイデン米副大統領が12月4日、習近平と長時間の会談を行いました。外界は彼らが東シナ海や北朝鮮、周永康問題について、会談したと推測していますが、米中両方とも明らかにしていません。しかし「新民週刊」が5日中共が月探査計画を中止すると報道しました。神秘的な原因があるのかもしれません。

 

中共の面子プロジェクトは庶民の役にほとんど立っていませんが、繁栄の仮相を演じてきました。目的は共産主義失敗の事実を隠し、庶民を洗脳するためです。これら一連の面子プロジェクトには、五輪、万博、高速鉄道、戦闘機、空母、宇宙ステーション、月探査計画などがあり、さらには東シナ海防空識別圏も面子プロジェクトの一部分です。

 

国内で「面子プロジェクト」を行い、国際上でトラブルを起こし続ける。これら一連の行動は洗脳のためと、矛盾をそらすためです。中共は知らないうちに旧ソ連が破れた原因である「冷戦」の道を歩んでいるのです。中共がアジアで引き起こした軍事競争によって、中共の軍事費をさらに増加させ、自分の首を絞めることになります。面子プロジェクトが残した安全性の問題、環境危機、債務などは中共を押しつぶす「大山」です。

 

中国国内の様々な勢力が皆時期が熟すのを待っています。中共の繁栄の仮相が維持できなくなったとき、中共を倒す行動が始まるのです。国力不足による「嫦娥5号」開発中止がまさにそのシグナルです。「デマ」を否定するのは崩壊を恐れるからです。でも役に立ちません。中共はすでに穴だらけになり、今後もこの種のシグナルが絶え間なく現れるでしょう。崩壊までのカウントダウンがすでに始まっているのです。

本日のマイクロニュースはここまで。

 

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2013/12/09/atext1020436.html (中国語)

(翻訳/坂本  映像編集/工)

トップページへ